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入試・入学情報

未来構想キャンプ2021

SFC未来構想キャンプとは?

SFCでは、 今年も「未来構想キャンプ」を開催します。「キャンプ」は、いわゆる「野営」ではありませんが、現場で自分たちの能力や経験を活かし、創意くふうを行動に結びつけることの重要性を学ぶ環境です。SFCが標榜する、さまざまな問題へのアプローチには、「実行力」が求められます。「キャンプ」は、あらかじめ準備されていますが、具体的な動きは、現場の状況に応じて即興的にデザインされます。私たちは、柔軟な発想やヒラメキは、予期せぬ形で、そしてしばしばインフォーマルな場所で生まれることを経験的に知っているのです。その意味で、「キャンプ」では、人と人とのコミュニケーションを理解するためのヒントもたくさん見つかりそうです。そもそも、「キャンパス」も「キャンプ」も、「平らな場所・広場」を意味する、ラテン語の「カンプス(campus)」から派生しています。大学における知的活動の本質は、自由闊達な議論をつうじて、特別な時間を分かち合うことなのです。「未来構想キャンプ」は、多様な知識や知恵がぶつかり合い、未来につながる「実行力」について体験的に考えるための場所です。「キャンプ」に集う仲間たちとともに、頭も身体も忙しく動かして、もう一歩、未来に向かってすすみましょう。

SFC創設30年記念ウェブサイトにて、10年間(2011~2020年)の未来構想キャンプのアーカイブがご覧いただけます。

創設30年記念ウェブサイト 未来構想キャンプ

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お知らせ

昨年、「未来構想キャンプ」は、記念すべき10回目をむかえました。これまでの軌跡をふり返ると、懐かしい場面がいくつもよみがえります。高校生のみなさんと、SFC生、教職員が一緒になって濃厚な時間を過ごす。おそらく、あの不思議な高揚感こそが、10年間続いてきた理由なのでしょう。
COVID-19の影響下にあって、今年もオンラインでの開催になりました。ただ、オンラインでも対面でも、「未来構想キャンプ」の本質は変わることがありません。一つひとつのワークショップが、現場での出会いとコミュニケーションによってつくられてゆくからです。学ぶための方法や流れが事前に設計されていても、ワークショップの面白さは現場にあります。一人ひとりが状況を見ながら即興的にふるまい、自由闊達に語らうことで、あたらしいアイデアが生まれます。この体験こそが、ことなる現場でも活かすことのできる知恵の源泉です。
今年は、6つのワークショップの準備がすすんでいます。画面越しに、かなりの熱を感じながら過ごすことができる、ユニークな構成です。以下の概要を読んで、ぜひ応募してください。みなさんに会える日を、楽しみにしています。

・11/22 未来構想キャンプ2021は終了しました。ご参加、ご応募ありがとうございました。
 未来構想キャンプ2021開催報告を公開しました。

・10/29  結果通知を配信しました。
 応募された方には登録されたアドレス宛にsfc[a]info.keio.ac.jpからEメールが届きますのでご確認ください。メールが届かない方は、迷惑メールフォルダなどに振り分けられている可能性もご確認の上、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

・10/18 未来構想キャンプ2021の募集を締め切りました。
エントリーされた方には、sfc[a]info.keio.ac.jpから受信確認のメールが届いています。迷惑メールなどに振り分けられていないかなどご確認の上、メールが届いていない方は、下記お問合せ先までご連絡ください。


・10/4  未来構想キャンプ2021の募集を開始しました。【締切:10月18日(月)正午まで】

 各ワークショップの応募フォーム(各ワークショップ概要下のボタン)からご応募ください。応募できるワークショップは1つだけです。結果通知は10月末を予定しています。
 なお、ファイルの作成や圧縮の方法などはご自身の責任においてご対応いただけますようお願いいたします。技術的なお問い合わせ・ご相談については、対応いたしかねます。

・9/24  未来構想キャンプ2021 WS概要を公開しました。応募受付は10月初旬こちらのページで開始いたします。先着順ではなく、課題による選考を行いますので、募集期間内にご応募ください。

・8/30  未来構想キャンプ2021をオンラインで開催します。開催要領は以下のとおりです。ワークショップや応募方法の詳細は追って当ウェブサイトにてご案内いたします。

開催要領

対象 高校1年生・2年生
日程

2021年11月14日(日)9:00-17:30

会場 オンライン(Zoom)

注意事項

  • PCにて、Zoomにアクセスできる方を対象とします。
  • 課題による選考を行います。
  • 優秀者の表彰は行いません。
  • フォローアッププログラムは実施いたしません。

スケジュール(予定)

9:00 ~ 9:25 全体ガイダンス
9:30 ~ 12:00 ワークショップ(午前の部)
12:00 ~ 13:00 休憩(予定)
13:00 ~ 16:00 ワークショップ(午後の部)
16:00 ~ 17:00 各ワークショップによるプレゼンテーション
17:00 ~ 17:30 総合政策学部長・環境情報学部長 講評

ワークショップ

WS01:言語教育デザインワークショップ ~オンラインで言語を学ぶ--その限界と可能性~

SFCの言語教育は、キャンパスでの学びと現地での実践を効果的に組み合わせるようデザインされています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、SFCでは2020年春学期から、オンライン授業が導入されました。キャンパスでの学びは一気にバーチャル空間での学びに移行し、この新しい学習スタイルは定着しつつあります。オンラインになって、より積極的に授業参加ができるようになったという学生がいる一方、仲間との絆を築くにはキャンパスでの触れ合いが欠かせないという声も絶えず上がっています。人々の接触がいまだ大幅に制限されている中、海外留学などの交流活動を全面的に再開するのは難しく、現地での体験を通じてしか学べないものをどう補うかは、言語教育の大きな課題となっています。これから先も新型コロナウイルスとの共存を模索する生活が続く可能性がゼロではありません。そうだとしたら、バーチャルの空間で、われわれはどのように言語を学んでいくのか、また、人と実際に会う時に感じる温もりや絆をどのように得ることができるのか。オンラインでの言語学習のデメリットを克服し、その良さを生かす今後の学び方について、SFCの教員や先輩と一緒に議論しながら考えましょう。

担当者:山本 薫 (総合政策学部)、嚴 馥(総合政策学部)、高木 丈也(総合政策学部)、トレース・ジョナサン(環境情報学部)、野中 葉(総合政策学部)、長谷部 葉子(環境情報学部)、アリ・ペトルス・サントーソ(総合政策学部)
定員:20名程度

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WS02:地域の未来創造ワークショップ ~実践を生み出す場をデザインする~

地域づくりにおいては、多様な人々が参集して、その相互作用によって予期もしなかったような新しい活動や価値を次々と生み出していくことが大切です。そのための拠点が場であり(ここでいう場とは、人々が集まり、相互作用を行う枠組み・空間のことをいい、建造物の有無は問いません)、場づくりは地域づくりの最初の一歩ともいえるでしょう。最近では、コミュニティカフェ、居場所や広場づくりなど、老若男女、多彩な人々の交流により、地域の課題解決につながるような何らかの活動が生まれている場も各地で見られるようになりました。
ただ、場をつくったからといって全てがうまくいくとは限らず、一朝一夕で成果があがるわけでもありません。それでは、効果的な場を設計するためにはどのようなことが大切なのでしょうか。本ワークショップでは、皆さんの知を持ち寄り、徹底的なグループワークによって、実現可能な、かつ高校生らしいユニークな視点をいかした場づくり、地域づくりのための実践知の創造に挑みます。


担当者:飯盛 義徳(総合政策学部)、馬場 わかな (総合政策学部)、清水 たくみ(総合政策学部)
定員:20名程度

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WS03:環境デザインワークショップ 〜大学のキャンパスを想像/創造する〜

これは、皆さんが望む大学キャンパスを想像(妄想)して、そのキャンパス案内を制作するワークショップです。
大学という言葉を聞いたとき、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。大学には様々な側面があります。大学は教育・研究機関という仕組みであり組織としてありますし、それを構成する人々の社会集団でもあります。また大学は特定の空間であり場所でもあります。私たちは仕組みや約束事として大学に所属するだけではなく、大学という実際の場所で、実際の空間に身をおいて学んだり研究したり仲間とともに過ごしたりします。大学は物や情報や人が集まる施設であり場所です。皆さんは大学で物を見つけ、情報を得、人と出会い、自らも物を作り情報を発信します。皆さんの探求や活動を支えるために、大学はキャンパスという場所を用意しています。いわゆるコロナ禍で私たちが制限を受けたのはこの実際の場所としてのキャンパスでした。多くの学生や教職員が、約束事として大学に所属しながらも実際のキャンパスで交流することを阻まれてしまいました。
このワークショップでは、皆さんの周囲にある風景や建物を素材にしながら望ましい大学のキャンパスを想像し、そのキャンパスを紹介するガイドの制作に挑戦します。みんながそこで学び、研究し、交流したくなるような大学キャンパスを思い描く想像力と、それを多くの人に伝える表現力を羽ばたかせましょう。

担当者:石川 初(環境情報学部)、松川 昌平(環境情報学部)
定員:20名程度

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WS04:健康科学ワークショップ ~SFC健康科学を意識したオンライン体育授業~

コロナ禍以降、オンライン上の授業が多数行われるようになった社会を前提とした課題となります。オンライン上で行える大学の授業(大学生にとっては自由選択科目の1コマ)を考えていただきます。まず、学校教育の教科として体育がある意義をよく考えて下さい。その上で、身体の健康、心の健康、さらには社会の健康につながるような授業を想定して下さい。疲労困憊を導く授業はどのようなものかは高校生の皆さんならよくご存知だと思います。ぜひ、元気を導くような授業を考案して下さい。


担当者:黒田 裕樹 (環境情報学部)、塩田 琴美(総合政策学部)、森 将輝(環境情報学部)
定員:20名程度

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WS05:「サボり」ワークショップ2 ~これからの「サボる」をデザインする~

私たちの日常生活は、スケジュールやカレンダーによって、規則的に動いています。通学も授業も部活も、時間と場所が決められているのが「あたりまえ」でした。しかし、この1年半、COVID-19の影響でいろいろ変わりました。思うように外に出たり、移動したりできなかったので、人とのつき合い方や時間の使い方が変わりました。はじめはその変化に戸惑いがあったかもしれませんが、しだいに慣れてきて、むしろ快適に過ごしている人もいることでしょう。 ところで、いろいろなことがきちんと決められていると、ちょっと反発してみたくなります。多くのことが規則的に動いているときこそ、「サボる」ことは誘惑でありスリルを感じる行動になります。そして、サボったことで偶然いいことが起きたり、何かを新しく見つけたりすることもあります。昨年に続く2回目の「サボリ」ワークショップでは、私たちの生活時間が再編成されていくなかで、「サボる」ことの意味がどのように変わるのかについて考えます。もし、さまざまな活動がオンライン化され、キャンパスへの通学時間が消えてしまったら、私たちは寄り道も途中下車もできなくなります。「サボる」をきっかけに、コミュニケーションや集まりなど、私たちの関係づくりの未来像について自由に語るワークショップです。

担当者:加藤 文俊(環境情報学部)、若新 雄純(政策・メディア研究科)
定員:20名程度

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WS06:外交政策シミュレーションワークショップ 〜政策決定を通じて国際関係の対立と協調を理解する〜

外交政策シミュレーションでは、国際社会が直面する課題に対して、皆さん自身が政策決定者(首脳、閣僚、軍指導部、企業やNGOのリーダー等)の立場になり、政策をシミュレートします。参加する皆さんは、日本、米国、中国、欧州諸国などの政策決定者となり、チームの仲間とともに現代の国際問題に対する政策決定をします。
外交政策シミュレーションの醍醐味は、①各国チーム内での問題の把握と情報分析を通じた方針決定、②二国間・多国間交渉を通じた問題解決にむけた取り組みを積み重ねていくことです。参加する皆さんは政策決定者として自国の達成したい目標を、国内に配慮しつつ国際社会との調整をすることが求められます。参加者の皆さんには、仮想の政策決定を通じて国際関係の対立と協調を実感してほしいと思います。

担当者:鶴岡 路人(総合政策学部)、神保 謙(総合政策学部)
定員:20名程度

未来構想キャンプに関するお問い合わせ

慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部

SFC未来構想キャンプ担当
電話 0466-49-3418
[受付時間] 平日(月~金) 10:00 ~ 15:00(祝日除く)
Eメール camp-request [at] sfc.keio.ac.jp(発信の際は[at]を@に置き換えてください)

※土曜、日曜、祝日、義塾の定めた休日(福澤先生誕生記念日:1月10日、開校記念日:4月23日)
および大学事務の休業期間は閉室いたします。

    未来構想キャンプに関するご質問がございましたら、お電話またはEメールにてお問い合わせください。