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SFCについて

未来創造塾

未来創造塾事業について

2007年に始動した未来創造塾事業は、学生や教員をはじめ、塾内外、国内外を問わず多くの人がSFCに滞在し、共に生活しながら半学半教を実践する滞在型の教育研究施設の整備を目指して進められてきました。

2015年には本事業の一環として学生・教職員・卒業生による「SBC(Student Built Campus)」が発足し、SBC合同研究会の学生と教員が中心となって「未来のキャンパスは自分たちで創る」をコンセプトに掲げ、EAST街区を舞台に新しいキャンパス作りに取り組んでいます。このプロジェクトを通じて、デザインや用途が異なる全7棟の施設群を建設し、「計画」「設計」「施工」「運用・検証」「解体」までを自分たちで企画・運営することを目指しています。このプロジェクトは建物のハード面にとどまらず、そこで行われる教育プログラムや運用システムといったソフト面の開発にも取り組むことで、今までにない新しい大学のあり方を構想します。

2016年に滞在棟1とDFF-Wが、2018年に滞在棟2が竣工し試験運用を開始しています。2020年には、新たにβ3、β4、βドーム、βスタジオ、βパビリオンが完成したことで、SBCの全施設が竣工し、区画名称であるEAST街区から施設名称である「β(ベータ)ヴィレッジ」と呼び名を変え、SFCの滞在型教育研究の新たな拠点として本格的な活動をスタートします。

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ニュース

2020/11/2 βヴィレッジ(イースト街区)の全施設が竣工しました
2020/06/22 慶應義塾大学未来創造塾募金の寄付者銘板を設置しました
2020/3/23 βヴィレッジ(イースト街区)の建設状況について

施設について

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1.β1(滞在棟1)とβファクトリー(DFF-W)

延床面積315㎡、宿泊収容人数32名、SBCプロジェクトの幕開けとなる最初に実現した滞在施設です。広々とした日当たりの良い多目的スペースを建物の中心に据え、2段ベッドで4人が宿泊する8室の寝室は極力コンパクトなスペースとして設計されました。キッチン・トイレは本体建築に併設されていますが、シャワー室は独立した棟として屋外でも風呂が浴びられるスペースが確保されています。建物の裏表両サイドには縁側が設けられているなど、寝食を共にし、新しい学びの形を経験できる施設として機能しています。

βファクトリー(DFF-W: Digital Fabrication Factory-Wood)は、延床面積116㎡、木材加工に適したデジタルファブリケーション機材が設置された、SFCのものづくり拠点のひとつです。

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2.β2(滞在棟2)とβキッチン

延床面積418㎡、宿泊収容人数40名、東側(写真左)のβ2(滞在棟2)は、5室ずつの和室と洋室からなり、和室スペースは一室に開放すると40畳になる、大人数で車座になって膝を突き合わせて夜通し議論ができる広間となっています。西側のβキッチン(写真右)は、大型のアイランドキッチンを備えた調理と飲食が可能な交流スペースです。βキッチンは滞在棟利用者の調理スペースにとどまらないオープンな交流の場として機能しています。これらの建物は主構造が素人でも施工可能なべニア合板を箱状に組み上げていくべニアハウス(板組み)構法で作られており、柱や梁は学生たちによって施工されました。

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3.β3(滞在棟3)

延床面積385㎡、宿泊収容人数35名、2階に広々としたディスカッションスペースを、1階にカプセルタイプの寝室を兼ね備えた3棟目の宿泊施設です。ディスカッションスペースは3層に分かれ、そのどこにも壁は無く、多くの用途に対応が可能となっております。クッションに座り少人数で議論を進めたり、ボードを用いて大人数でプレゼンテーションを行ったりと、様々な形で学ぶことができる滞在棟3ではより多くの学びの形を実現することができるでしょう。

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4.β4(滞在棟4)

延床面積83㎡、宿泊収容人数12名、個人での滞在専用となる4棟目の宿泊施設です。立体的に連なる特殊な建物のその内部は、玄関から梯子を上ってすぐに寝室と、非常にコンパクトな形となっています。個人での滞在専用とはしつつも、建物の中庭部分には学生により制作されたベンチスペースもあり、また共用部にはシャワー、トイレ、キッチンを備え付けています。キャンパスに泊まり込んで課題に取り組む学生や、教員や研究者の短期滞在などに活用します。

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5.βドーム(教育研究発表棟)

延床面積214㎡、主に研究成果の発表や展示会などで使用できる直径15mのドーム状の施設となります。特殊な形状の建物が集うβヴィレッジ内でも、ひと際目を引くβドームですが、その内部には柱は無く、声の反響が計算され、発表時などにはその音量が細部にまで行き届く設計となっています。

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6.βスタジオ(教育実験棟)

延床面積188㎡、主にものづくり等に関わるプロジェクト,実習のための作業スペースとして活用します。建物の大部分は紙管で作成されており、日本の建築物の中で紙管を原材料物として使用したのはこのβスタジオが初となります。内部の左右の壁は、一部高さの変更が可能な棚となっており、模型などの製作物を保管することができます。

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7.βパビリオン(パビリオン)

延床面積66㎡、βヴィレッジの理念や経緯、利用方法等に関する情報を集積し、学内外への「窓口」としての機能を担います。もともと、メディアセンター(M館)西側の中庭に建設された施設を、βヴィレッジに移築するものです。外壁が全面ガラス張りであるこのパビリオンは、有志学生団体により管理される予定もあり、Student Built Campusの理念を体現した施設になることが予想されます。

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