各巻紹介

流動する世界秩序とグローバルガバナンス

現代世界の紛争や協調がどのような原因やメカニズムで生じているのか、いかなる世界・地域・国家の統治の仕組み(ガバナンス)が模索されているのか、政策の実践と理論・分析枠組みを相互作用させて検証するのが本書の狙いである。グローバル化の進展、新興国の台頭、情報通信技術の革新は、世界政治の新たな仕組みとルールの形成を必要としている。他方で、地域の実情に即して国・地方・コミュニティでの統治も模索されている。こうした複合的な国際環境を、諸学問領域の統合かつ実践的な把握と活用を通じて考察・提示することが、SFCにおけるグローバル領域へのアプローチの特徴である。本書は、現代世界のガバナンスに関する新潮流、地政学・地経学による新たな地域形成、地域研究の実践的・政策論的アプローチを論じる。

書籍購入はこちら(慶應義塾大学出版会)

責任編者

総合政策学をひらく 
30のことば

流動する世界秩序とグローバルガバナンス