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2024.04.10

金子智紀さん(政メ後期博士3年)が、OPEN CARE PROJECT AWARD 2023「OPEN IDEA部門 部門賞」を受賞

総合政策学部教授 井庭崇研究室所属の金子智紀さん(政策・メディア研究科後期博士課程3年)が、OPEN CARE PROJECT AWARD 2023で「OPEN IDEA部門 部門賞」を受賞しました。
OPEN CARE PROJECT AWARD 2023は、"介護を「個人の課題」から「みんなの話題」にするため、エピソードや事例を通じて、よりポジティブな切り口で、介護を取り上げ、社会における露出を上げていくとともに、介護の実態を可視化することで、異業種含めて介護をめぐる課題を解決していくこと"を目的とした、経済産業省OPEN CARE PROJECT主催のアワードです。
OPEN EPISODE部門 / OPEN ACTION部門 / OPEN IDEA部門の3部門で募集され、金子さんの『みんなの「ともに生きるケア」事例集』は、新規的な取組を募集する「OPEN IDEA部門」で部門賞を受賞しました。


金子智紀さんのコメント

この度、OPEN CARE PROJECT AWARD 2023のOPEN IDEA部門で部門賞を受賞し、大変光栄に思います。
SFCに入学してから10年が経ちました。高校時代に感じた個人的な課題意識を、井庭崇教授の指導のもと、学部から博士課程に至るまで研究として深めてきました。現在は、これまでの研究の集大成となる博士論文を執筆中です。
2000年の介護保険制度開始以降、「介護の社会化」を目標に、日本各地で様々な試みが行われ、実践的な知見が積み重ねられてきました。私の研究は、「ケアをする/される」という従来の関係性ではなく、「ともに生きる」関係性を実現している介護現場に焦点を当てています。今回受賞したアイディアは、こうした「ともに生きる」現場の取り組みを社会全体に広げ、「介護の実践知を社会化する」ことを目指すものです。このアイディアが評価されたことを心から嬉しく思います。
ここまでの道のりを支えてくださった井庭先生をはじめとする研究指導教員、研究を共にした仲間たち、そしてこのプロジェクトを支援してくれたすべての関係者の皆さまに深く感謝いたします。皆さまのご支援があっての受賞であり、心より感謝申し上げます。
これを励みに、研究をさらに進め、介護分野での社会貢献を目指していきます。


OPEN CARE PROJECT AWARD 2023
井庭崇総合政策学部教授 教員プロフィール

発信元:湘南藤沢事務室 総務担当