川島英之環境情報学部准教授(写真左)と川島英之研究室に所属する荻原湧志さん(受賞時政策・メディア研究科修士1年、写真中央)、福山将英さん(受賞時環境情報学部3年、写真右)が、第158回情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会 (IPSJ SIGOS) にてそれぞれ「優秀若手発表賞」を受賞しました。
優秀若手発表賞は、研究発表会・シンポジウムにおいて優秀な発表を行った若手に授与されます。
【優秀若手発表賞】
「ROS TFのトランザクショナル設計とタイムライン破損」荻原湧志,川島英之,萬礼応,大矢晃久(筑波大学)
「SGXを用いたセキュアなSiloの設計」
福山将英,川島英之,田中昌宏
荻原 湧志さんのコメント
このような賞を頂けたことを大変光栄に思います。今回の論文は、卒業プロジェクトの内容をベースとしたものとなっており、自身の学部生時の研究活動が評価されたことは、大きな励みとなりました。引き続き、大学院において面白く、世の中のためになるような研究に取り組んで行きたいです。
福山 将英さんのコメント
優秀若手発表賞を獲得でき、非常に光栄です。研究活動を始めたばかりでありながら、このような評価を受けることができ、大変励みになります。今回発表した論文は研究テーマの序章に過ぎないため、甘んじずこれからも研究活動に勤しんでいこうと思います。
川島英之環境情報学部准教授のコメント
歴史あるシステムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会において、荻原君と福山君が受賞したことを嬉しく思います。我々の探求するデータ基盤は現代社会で不可欠であり、エキサイティングな研究が世界中で活発に行なわれています。
荻原君は、トランザクションというデータベースの中核中の中核技術を、なんとロボティクスに適用するという奇想天外な発想により、その性能と品質を桁違いに引き上げました。これにより、自動運転等のロボティクス全般が安全で高性能になります。
福山君は、クラウド事業者やオペレーティングシステムに攻撃されても耐え得るという強固なセキュリティ有するデータカーネルを提案しました。これは、マイクロソフト社が提供する同様のシステムに比べて、原理的に高性能であり、おまけにオープンソースです。
SFCの学生さんは極めて優秀ですから、このような成果を一緒に出し続け、世の中を安心で便利にして行きたいと思っています。
情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会
川島 英之 環境情報学部准教授 教員プロフィール
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当