情報処理学会 第74回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会にて、柄澤さん(環4)が「学生奨励賞」、高さん(環4)と泉川さん(総2)が「UBIヤングリサーチャー賞」を受賞
情報処理学会 第74回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会にて、環境情報学部教授中澤仁・同准教授大越匡研究室所属の柄澤匠さん(環境情報学部4年)が「学生奨励賞」を、高澤雄さん(環境情報学部4年)、泉川茉莉さん(総合政策学部2年)が「UBIヤングリサーチャー賞」を受賞しました。「学生奨励賞」は学生の研究推進を奨励するための賞であり、学生枠で投稿した論文に対してプレゼンと論文の質を総合的に判断して表彰されます。「UBIヤングリサーチャー賞」は大学院1年生までの学生枠で投稿した論文に対してプレゼンと論文の質を総合的に判断して表彰される賞です。
【学生奨励賞】
・柄澤 匠さん(環境情報学部4年)
「加速度及びジャイロスコープセンサデータを用いたスマートフォンアプリケーションの推定」
柄澤匠, 濵中智己, 佐々木航, 大越匡, 中澤仁
【UBIヤングリサーチャー賞】
・高 澤雄さん(環境情報学部4年)
「感情認識能力に配慮したアーチェリー学習者のコンディション推定手法の提案」
高澤雄, 濵中智己, 別宮広朗, 大越匡, 中澤仁
・泉川 茉莉さん(総合政策学部2年)
"Automatic Eating Stage Classification using ASMR videos"
Mari Izumikawa, Takafumi Kawasaki, Tadashi Okoshi, Jin Nakazawa
柄澤 匠さん(環4)の受賞コメント
この度、情報処理学会 第74回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会にて、「学生奨励賞」を受賞させて頂きました。このような名誉ある賞をいただき、大変光栄な思いです。
今回の研究は、メンタルヘルスなどに対して様々な応用が期待されるスクリーンタイムデータの取得機会を増加させるため、取得が容易なセンサデータから、スクリーンタイムデータを推定するというものでした。今回学生奨励賞を頂けたのは、私の研究に対して親身にご指導をしてくださったメンターの浜中 智己さんをはじめとする、中澤・大越研究室の先生方や先輩の方々や、実験に協力してくださった友人等のお陰であり、厚く御礼申し上げます。私は来年度に大学院に進学する予定ですので、今後もより一層研究活動に励んでいきます。
高 澤雄さん(環4)の受賞コメント
この度、情報処理学会第74回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会にて「UBIヤングリサーチャー賞」を受賞し、とても光栄に思います。アーチェリー学習者のコンディション状態に沿った適切な指導を行うために、学習者がアーチェリーをする際のコンディションを推定する手法を提案しました。被験者10名から収集したアーチェリー動作のデータに基づき、ベースラインとして設計した手法と、心拍カウント課題成績データを追加した手法を比較し評価しました。その結果、被験者間の感情認識能力の差を考慮した後者の手法の有用性が示されました。先生方と先輩方のお力添えがあってこそ今回の賞をいただけました。心から感謝しております。今後も研究活動に励んでいきたいと思います。
泉川 茉莉さん(総2)の受賞コメント
「ヤングリサーチャー賞」という賞をいただくことができ、大変嬉しく思っております。現在世界中で、生活習慣が原因である2型糖尿病患者が増加傾向にあり、「自動食事モニタリング」のニーズが高まっています。研究では、食事音から食事内容や食事量を予測するために、「噛んでいる音(咀嚼音)」「飲み込んでいる音(嚥下音)」を識別する機械学習モデルを構築しました。このような賞を受賞できたのも、中澤大越研究室という、研究歴を問わず活発に挑戦を後押ししてくださる環境にいたからだと思います。研究室に入り、右も左も分からない状態から、ご支援・ご指導いただいたメンターの河崎隆文さんをはじめ、お世話になった研究会の先生方、数々のフィードバックをいただいた研究会のメンバーに感謝申し上げます。今後とも音による自動食事モニタリングシステム開発のために励んでまいります。
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当