WIRED CREATIVE HACK AWARD 2025にて、環境情報学部准教授 藤井進也研究室所属の佐野風史さん(政策・メディア研究科修士課程2年)の作品が「SONY賞」を受賞しました。
WIRED CREATIVE HACK AWARDは、『WIRED』日本版が日本のクリエイティブシーンの「いま」に対して問題意識をもちつつも、クリエイティブの可能性を信じて止まない「次代の逸材」をネクストステージへと送り出すべく、ソニーグループとワコムの協賛のもと2013年にスタートし、今回で13回目を迎えます。「既成概念をハックせよ!」をテーマに「なにを、なぜ、いかにハックしたか」という、シンプルかつ深遠なテーマを問うアワードです。
2025年12月8日、応募総数230作品のなかから1次・2次審査を通過した15組のファイナリストたちが最終プレゼンテーションを行い、佐野さんの作品が「SONY賞」を受賞しました。
受賞作品
【SONY賞】
Moving Auricle Device -direct model-
佐野風史
佐野風史さんのコメント
この度は、WIRED CREATIVE HACK AWARD 2025においてSONY賞という素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。 受賞作『Moving Auricle Device -direct model-』は、形状記憶合金を用いた人工筋肉によって、本来であれば動かない人間の「耳介(耳の外側の部分)」の形状を変化させるデバイスです。
私は学部生の頃より、能動的に音を「聴く」という行為の手前にある、受動的で生理的な「聞こえ」そのものに関心を持ち、制作を続けてきました。今回、音の発生源ではなく、受け手である身体側をアップデートするというアプローチに共感をいただけたこと、特にSONY賞という形で評価いただけたことを誇りに思います。
「聞こえ」が編集可能になった未来において、私たちはどのような音楽・音響を楽しみ、どのような環境で生きていくのか。本作が、そうした「音と人との新しい関係性」を想像する触媒となれば幸いです。 今回の受賞を励みに、今後も未知の感覚を探求し続けていきます。最後になりますが、審査員の皆様、そして日頃より研究活動を支えてくださる先生方や友人に深く感謝申し上げます。
WIRED CREATIVE HACK AWARD 2025 WINNERS
"個人から世界へ" ──アーレント的「活動の時代」におけるハックの意義:CREATIVE HACK AWARD 2025 授賞式レポート
藤井進也 環境情報学部准教授 教員プロフィール
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当
