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2026.01.14

SFC教員らの著書が、尾崎行雄記念財団「咢堂ブックオブザイヤー2025 外交部門 大賞」を受賞

加茂具樹総合政策学部教授、廣瀬陽子総合政策学部教授、森聡法学部教授、渡辺将人総合政策学部教授、鶴岡路人総合政策学部教授、土屋大洋政策・メディア研究科教授、藤田元信総合政策学部教授、古谷知之総合政策学部教授、神保謙総合政策学部教授の著書『ウクライナ危機以後: 国際社会の選択と日本』が、「咢堂ブックオブザイヤー2025 外交部門 大賞」を受賞しました。

咢堂ブックオブザイヤーは、憲政および国政・地方自治や選挙などに関するすぐれた書籍を顕彰するもので、原則当該年の著作であること、政治全般においてすぐれた著作であること、選考年の社会情勢を鑑み授賞にふさわしいと財団が特に認めたものなどの基準から選考され、2014年に制定された賞です。
第12回となる今回、本書は、ウクライナ危機に関する各分野のエキスパートが開戦から現在までを丹念に追いかけ、薄れつつある関心を促す一助として多くの支持を集めたことから、外交部門で大賞を受賞しました。

受賞著書

ウクライナ危機以後: 国際社会の選択と日本
加茂 具樹編著/廣瀬 陽子著/森 聡著/渡辺 将人著/鶴岡 路人著/
土屋 大洋著/藤田 元信著/古谷 知之著/神保 謙著

ウクライナ危機以後: 国際社会の選択と日本_書影

編著者 加茂具樹教授の受賞挨拶

この度、多くの義塾の同僚とともに執筆した『ウクライナ危機以後: 国際社会の選択と日本』(東洋経済新報社、2025年)が、一般財団法人尾崎行雄記念財団による「咢堂(がくどう)ブックオブザイヤー2025(外交部門)」に選出されました。

本書は、「現在の国際社会において、国際協調をとなえれば平和を達成できるというシナリオは、もはや現実味を失っている」という言葉から始まります。2022年のロシアによるウクライナ侵攻が、この危機意識をはっきりと私たちの目の前に突きつけました。私たち執筆者が大学で国際政治を学んだ1990年代に思い描いていた国際秩序とは異なる現実が、いま、目の前に広がっています。

本書の中心的なキーワードは「選択」です。国家や国際機構が行う政策の選択に着目し、国際秩序がどのように形づくられているのかを分析しました。また、情報通信技術や自律化技術の進展が、政策判断や秩序観の形成に与える影響についても検討しています。

この「選択」という視点は、SFCの教育理念の一翼を担う「総合政策学」から得たものです。政策を、人間が社会の中でどのような行動を選び、決断するのかという営みとして捉え、その結果を総合的に考える姿勢は、総合政策学の核心にあります。総合政策学部に所属する教員、そして日頃から研究交流を重ねてきた仲間の知見を結集して、本書は生まれました。

専門家による共同研究である編著書が、こうした書籍の表彰に選ばれることは希です。「憲政の神様」と称される尾崎行雄の精神を継承するこの賞に選ばれたことを、大変光栄に感じております。本書が、激動する国際社会のなかで、読者の皆様が未来を選択するための一助となれば幸いです。


尾崎行雄記念財団ニュースリリース「咢堂ブックオブザイヤー2025」の発表について
ウクライナ危機以後: 国際社会の選択と日本(慶應義塾大学KOSMOS)

加茂 具樹 総合政策学部教授 教員プロフィール
廣瀬 陽子 総合政策学部教授 教員プロフィール
渡辺 将人 総合政策学部教授 教員プロフィール
鶴岡 路人 総合政策学部教授 教員プロフィール
土屋 大洋 政策・メディア研究科教授 教員プロフィール
藤田 元信 総合政策学部教授 教員プロフィール
古谷 知之 総合政策学部教授 教員プロフィール
神保 謙 総合政策学部教授 教員プロフィール

発信元:湘南藤沢事務室 総務担当