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2022.02.09

舛村康成さん(政メ修士1年)と川島英之環境情報学部准教授らが2022 IEEE International Conference on Big Data and Smart Computing (BigComp)でBest Paper Award - 2nd Placeを受賞

舛村康成さん(大学院政策・メディア研究科修士1年)川島英之環境情報学部准教授らのトランザクションに関する研究成果が2022 IEEE International Conference on Big Data and Smart Computing (BigComp)でBest Paper Award - 2nd Placeを受賞しました。

川島准教授らは"Accelerating Concurrency Control with Active Thread Adjustment "と題した論文において、トランザクション処理に関する新しい最適化手法を提案しました。この手法を適用することにより、驚くべきことに、楽観的並行性制御法Silo法がその弱点である高競合ワークロードで高性能を示すことを発見しました。

川島英之准教授のコメント

Siloプロトコルはシンプルで美しく高性能であり、実用性が高いと考えられています。しかし高競合ワークロードにおいては性能を発揮できないと考えられていました。ところがこの手法によりその弱点が克服されますので、幅広い状況で、このシンプルな手法が利用可能になります。これから現実空間とサイバー空間の統合が進み、両空間の一貫性を保持するために膨大なトランザクションが生じることになりますが、その未来におけるシンプルで頑健で高性能なシステム設計を提示できました。この成果は国内学会xSIGで受賞しておりましたが、国際会議でも評価して頂いたことを嬉しく思います。成果を得るには共著者であるサイボウズ・ラボ株式会社の星野喬氏の理論と実践に関する知識に助けられました。

舛村康成さん(大学院政策・メディア研究科修士1年)のコメント

今回、自身の研究が国際会議のような大きな場で評価して頂けたこと、大変嬉しく思います。川島先生やサイボウズ・ラボ株式会社の星野さんなど、研究にご助力頂いた方々に深く御礼申し上げます。今後の研究活動でも、更に面白く世の中のためになるような成果を出せるよう、頑張りたいと思います。

2022 IEEE International Conference on Big Data and Smart Computing

川島 英之 環境情報学部准教授 プロフィール

発信者:湘南藤沢事務室 総務担当