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2019.06.26

環境情報学部教授 中澤仁研究室のSFC生が2018年度(第32回)人工知能学会全国大会優秀賞、学生奨励賞を受賞

環境情報学部教授 中澤仁研究室の SFC生が一般社団法人人工知能学会より表彰されました。

【全国大会優秀賞】
山田 佑亮さん(環境情報学部4年)・河野 慎さん(受賞当時 政策・メディア研究科後期博士課程在籍)
「深層学習を用いた高解像度画像からの人物カウント」

【全国大会学生奨励賞】
・柿野優衣さん(環境情報学部4年)
「小学生の書道基本姿勢定着に向けた点画検出および採点手法」

・三上量弘さん(政策・メディア研究科修士1年)
「深層学習を用いたゴミ収集動画からゴミ袋個数の測定」

一般社団法人人工知能学会は、人工知能に関する研究の進展と知識の普及を図り、学術・技術ならびに産業・社会の発展に寄与することを目的としており、本表彰は、人工知能学会の学術または技術への貢献を考慮の上、新規性または有用性を重視し、審査されます。

山田佑亮さんコメント

この度は、人工知能学会全国大会において優秀賞を受賞できたこと、誠に嬉しく思います。本研究は、スマートシティを実現するための新たなアプローチとして、機械学習を用いて高解像度の画像から人物をカウントする新たなアルゴリズムを提案し、その有効性を検証したものです。今回の学会では、インタラクティブセッションにおいて、多くの有識者の方との議論を交わすことができ、大変有意義な場となりました。今回の受賞にあたり、日頃よりご指導して頂いた研究室の皆様と、我々が存在し続けられることの起源でもあるビッグバンに感謝申し上げます。

柿野優衣さんコメント

yui_kakino.JPGのサムネイル画像この度、人工知能学会全国大会学生奨励賞を頂くことができ、嬉しく思います。書道分野に人工知能を取り入れ、機械が芸術評価を行うことができるかの検証を目的に本研究に取り組みました。人工知能を様々な分野に応用することで、新たな発見や見解が生み出されると考えています。今後とも書道作品の自動評価を進めていくとともに、新たな分野においても研究に取り組み、社会に貢献できればと思います。受賞にあたり、ご指導して頂いた研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

三上量弘さんコメント
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学生奨励賞を受賞できたこと、大変嬉しく思います。近年、日本では人口が減少する一方ゴミ処理費用は増加しています。研究では、ゴミ排出量データを取得し利活用することで、業務効率化やゴミ削減を行い、課題解決を目指しています。排出量データの取得は、清掃車後方のカメラで撮影された動画に深層学習を適用し実現しています。深層学習を社会課題解決のために適用し、有効性を示したことが評価されたと考えています。今後とも課題解決のため研究を推進していきます。

人工知能学会受賞者【全国大会優秀賞】

人工知能学会受賞者【全国大会学生奨励賞】

環境情報学部教授 中澤 仁 プロフィール

発信者:湘南藤沢事務室 総務担当