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2017.05.10

平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞

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平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が文部科学省より発表され、SFCより徳田英幸環境情報学部客員教授、植原啓介環境情報学部准教授、および渡辺美智子大学院健康マネジメント研究科教授が「平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞」を受賞しました。
徳田客員教授は「OS基盤技術とユビキタスコンピューティング技術の研究」に対して授賞され、これからの超スマート社会における社会インフラの構築やサービスの創出に寄与する技術として評価されました。
植原准教授は「情報教育の評価手法の普及啓発」について電気通信大学など5名の研究者による共同研究で受賞し、情報教育の重要な変化の推進に寄与したことが評価されました。
渡辺教授は「統計的データ解析活用力/思考力の普及啓発」として情報・システム研究機構統計数理研究所など5名の研究者による共同研究で受賞し、ビッグデータ/オープンデータ利活用型社会における統計思考力育成の推進に寄与したことが評価されました。

徳田英幸客員教授コメント

この度は、このような栄えある文部科学大臣表彰科学技術賞を頂き、大変光栄に思っております。これまでのリアルタイムOS用のリアルタイムスレッド、同期/通信モデルやリアルタイムツール群およびスマートスペースやスマートデバイスなどのユビキタスコンピューティング技術に関する研究業績に関して、一般社団法人情報処理学会の推薦も頂き、受賞の運びとなりました。 あらためて評価して頂いた審査委員会、情報処理学会や長年にわたって活動を共にしてきた共同研究者の皆様に心より感謝する次第です。これらの技術は、これからのIoT/BigData/AI時代におけるサイバー・フィジカルシステムやコンテクストアウェアなIoTサービスを構築していく上でも重要な技術であるとともに、さらなる発展に向けて微力ながら貢献できればと思っています。

植原啓介准教授コメント

このような賞をいただくことができ、非常に光栄に思っています。本表彰は多くの方々との情報分野における初等中等情報教育に関する活動、教育成果の評価手法の開発、そしてその実証に関する活動の成果によるものであり、関係者全員で授賞したものだと思っています。これからの時代、情報分野は必ず必要なものであり、その教育は非常に重要だと考えています。今後も本分野の発展に努めていく所存です。

渡辺美智子教授コメント

この度は大変に栄えある賞をいただきとても光栄です。今回の受賞は、情報・システム研究機構統計数理研究所および日本統計学会統計教育委員会等で多くの方々と一緒に10年以上にわたって活動してきております、社会人および学校教員を対象とした諸種の統計思考力育成事業や「科学の道具箱(JST助成)」に代表される教材サイトの構築と運営などが評価されたものです。ご協力いただいた方々に改めて心より感謝申し上げます。統計を取り巻く世界は、分析の理論や応用、教育の方法論自身が急速に進化しております。これからも、微力ではございますが統計教育の普及啓発に尽力する所存です。


平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/04/1384228.htm
 
発信元:湘南藤沢事務室総務(広報)担当