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2016.02.09

SFC防災社会デザイン研究会がぼうさい甲子園で優秀賞を受賞

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SFC防災社会デザイン研究会(担当 大木聖子 環境情報学部准教授)が平成27年度ぼうさい甲子園(主催 兵庫県、毎日新聞社、(公財)兵庫震災記念21世紀研究機構) 大学生の部で優秀賞を受賞しました。

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ぼうさい甲子園は、阪神・淡路大震災の経験をとして学んだ自然の脅威や生命の尊さ、共に生きることの大切さを考える「防災教育」を推進し、未来に向け安全で安心な社会をつくる一助として、児童・生徒・学生が学校や地域において主体的に取り組む「防災教育」に関する先進的な活動を顕彰するため平成17年度から 開催され、平成27年度は全国から117団体、大学生の部では16団体の応募がありました。

SFC防災社会デザイン研究会 大木聖子環境情報学部准教授コメント

小学生以上の子供たちと違って机などがない環境で多くの時間をすごす幼稚園児が、地震が起きてもまずは自分の命を守れるような防災コンテンツを考えたら、楽しい歌と踊りになりました。頭を守って、体を丸めて、危険な方におしりを向ける、だんごむしのポーズ。学生が考案した「じしんだんごむし体操」は、既に多くの幼稚園や保育園、小学校で踊られています。
やがて、机がない環境下だけではなく、机やテーブルがある場合の「さるのポーズ」、火事の場合の「あらいぐまのポーズ」などを足し、自ら状況を判断して正しいポーズを行えるようなゲームやリレーも考案されました。
ワンパターンのポーズでは命は守れないという課題を見つけ、その解決策を模索した、学生たちによる研究成果です。幼稚園や学校に何度も足を運んで実践しては改良を繰り返し、社会実装にまで展開してきました。防災分野ではもっとも有名な賞のひとつである「ぼうさい甲子園」で優秀賞をいただいて嬉しく思うとともに、研究会の学生たちを誇りに思います。私一人では絶対にできなかった防災コンテンツでした。
どんな地震からもすべての人の命を守りぬく。この想いを胸に、これからも研究と実践の両方に努めてまいります。

 

 

じしんだんごむし体操 (大木聖子ウェブサイト)

大木聖子研究会ウェブサイト
(SFC防災社会デザイン研究会)

 

発信者:湘南藤沢事務室総務(広報)担当