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2013.09.19

今井樹さん(環境4)加藤慶之さん(環境4)がWeb技術に関する国際学会ICIW2013にてBest Papers Awardを受賞

6月23日からイタリア ローマで行われたWeb技術に関する国際学会ICIW2013(第8回 International Conference on Internet and Web Applications and Services)にて、環境情報学部倉林修一研究室所属の今井樹さん(環境情報学部4年)と加藤慶之さん(同学部4年)が、それぞれBest Papers Awardを受賞しました。採択率が30%である難易度の高い学会で、学部生による論文が受賞することは大変な快挙です。また倉林研究室所属学生は同賞を2年連続で受賞しています。

20130919_ICIW

今井樹さん

論文タイトル:Chord-Cube: Multiple Aspects Visualization & Navigation System for Music by Detecting Changes of Emotional Content

ユーザーが選択した楽曲を基準として他の楽曲群との相関量を3次元空間における距離として可視化する楽曲のナビゲーションシステムの開発。コード進行を基に楽曲の特徴量を算出する独自の分析手法と複数評価軸による可視化手法の組み合わせが評価されました。

加藤慶之さん

論文タイトル:Cross-Media Retrieval for Music by Analyzing Changes of Mood with Delta Function for Detecting Impressive Behaviours

利用者にとって未知の楽曲や、曖昧な印象のみ記憶している楽曲を、視覚的な印象を利用して効率的に検索するシステムの研究。色彩の変化量を音楽的要素の変化量として変換する独自の検索方式を開発し、楽曲の時間軸に沿った印象変化を、画像の並びとして表現可能とするアプローチが評価されました。

今井樹さん・加藤慶之さんのコメント

国際学会での発表という非常に貴重な経験に加えて、大変名誉な賞をいただき、とても嬉しく思います。私たちの研究は、既存のキーワード検索とは大きく異なる、新しい音楽検索のあり方を提案するものです。それぞれの問題意識を持って、音楽をはじめとする「動きのあるメディア」が我々に与える印象に着目し、「可視化」「個人化」などのテーマを軸に研究を進めてきました。私たちがこのように研究を進めることができたのは、学部生のうちから研究に取り組み、学会などに挑戦するチャンスもあるSFCで学ぶことができたからだと思います。

この研究を進めていくにあたりご指導いただいた倉林先生、そして、協力していただいたSFC関係者の皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げるとともに、今後もサポートしていただけますようよろしくお願いします。


ICIW2013

IARIA(International Academy,Research,and Industry Association)

発信者: 湘南藤沢事務室総務(広報)担当