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総合政策学部・環境情報学部

3つの方針

総合政策学部

卒業の認定に関する方針(ディプロマポリシー)

「実践知」を理念とします。慶應義塾の伝統である「実学(サイヤンス)」を継承し、複雑な社会現象のなかから課題を発見し、その解決に向けた政策を立案することを可能にする態度・知識・技能を身につけた人材を育成します。問題発見・問題解決の「態度」とは、目の前にある明らかな問題を見過ごさないだけでなく、隠された問題を見つけ出すことを目指す態度です。そのためには、既存の研究成果における「知識」を学ぶことが前提となります。そして、新たな時代における問題発見・問題解決には、既存のやり方にとらわれない革新的な「技能」が必要であり、実践的授業を通じてそれを身につけた人材を育成します。その際、既存の技能を学ぶだけでなく、自ら新たな技能を創造することを奨励します。

授与する学位

学士(総合政策学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

「実践知」を理念とし、また「実践」をメソッドとして身につけた「問題発見・問題解決のプロフェッショナル」育成を目指します。学生が自ら能動的に問題を発見・分析・解決する能力をつけるために、研究会中心の教育課程を編成しています。総合政策学部では「政策デザイン」「社会イノベーションと経営・組織」「国際戦略」「言語文化とコミュニケーション」「総合政策学の方法論」の五つの研究領域をゆるやかに設定するとともに、それらの横断的・学際的な教育・研究を積極的に後押しします。1年生の必修となる「総合政策学」では、それらの基礎となる知識をイントロダクションとして設定し、まず1年生は広く総合政策学に関わる研究領域に触れます。そして、「基盤科目」としてくくられる基礎的な科目群において前提となる知識を身につけます。その後、「先端科目」としてくくられる先端的な課題を検討する科目群において社会で今起きている問題とその解決策について学びます。同時に「研究会」では、過去・現在・未来の政策的課題について分析し、そして総合的な解決策を練り上げる能力を実践的に磨きます。最後に、そうした成果を「卒業プロジェクト」として論文や作品の形でまとめます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」を重視する学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍することを期待します。したがって、入学試験の重要な判定基準は、基礎学力に裏付けられた、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんなことに取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。

環境情報学部

卒業の認定に関する方針(ディプロマポリシー)

「創造する力」の育成を目的とします。何かを創り出すためには、先人たちの叡智を学び、理解した上で、一歩前に踏み出す力が必要です。そのためには、自由な発想力と想像力を身に着け、一方で自ら実行したことをエビデンスに基づいて真摯に評価できるスキルと態度が必要となります。「評価できる」ためには、自分が設定した問題を鋭く捉えることや、主張を裏付けるための知識や技能が必要となります。また、世の中の常識を疑い、常に問題意識を持ち続け、本質を追求し続ける研究的態度も不可欠です。環境情報学部では、研究を中心とした学びによって、失敗を恐れずに膠着した社会を揺り動かし、未来社会の創造に貢献できるスキルを身に着けます。

授与する学位

学士(環境情報学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

受動的な講義中心のカリキュラムではなく、プロジェクトへの参加を主体とした能動的なカリキュラムを中心に教育課程を編成しています。カリキュラムは、「研究会」を中心に据えたものとなっており、「研究会」での研究活動に必要なスキルを自ら選んで学んでいけるように構成されています。必修科目、あるいはそれに準ずる科目として「環境情報学」「言語」「データサイエンス」「情報基礎」「ウェルネス」が設定されています。1年生のときに「環境情報学」を履修し、環境情報学部で学べる分野を知り、学習のモチベーションを高めます。「言語」「データサイエンス」「情報基礎」「ウェルネス」では環境情報学部で学ぶにあたって必須となる知識や技能を身につけるとともに、生涯に渡って心身ともに健康に生きるための術を身に着けます。また、研究に必要な力を身につけるにあたり、環境情報学部が持つ多様性に対応するため、「先端情報システム」「先端領域デザイン」「先端生命科学」「環境デザイン」「人間環境科学」の5分野の「基盤科目」と「先端科目」が環境情報系科目として数多く設定されています。学生はこれらの科目を組み合わせて深く学びます。また、総合政策系科目を履修することで視野を広げることが可能です。これらの学びを行うことによって学生は自分なりの研究分野を見出します。更に、自分なりの研究分野を設定するために、複数の「研究会」を履修することも推奨されています。最終的には「卒業プロジェクト1,2」を通じて、学部における自らの学びの集大成を作り上げます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。