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2014.05.12

同好会運営から学んだ『一人一人』を大切にする会社経営

若林 権太郎さん
若林運送株式会社 代表取締役社長
1994年 総合政策学部卒業
 

1471757_561356193943768_1617867419_n.jpg 28歳で父の経営する運送会社に入社、8年経過した2007年に社長に就任しました。経営理念は「一人一人の『人生発表会』の場を提供し、『誇り』を増進する」。社員個々が力を発揮出来る場を作るのが経営者の仕事だと考えたからです。実はこの考えの原点は、SFC時代にあります。

 

 
 
 
 

 

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私は、SFC1期生として入学し、アイスホッケーの同好会ELKを仲間と一緒に設立しました。自分の得意なアイスホッケーがやれる、代表としてチームを運営しているということが楽しくて仕方がありませんでした。しかしその頃の私は、リーダーは皆を引っ張り、メンバーはついて来るのが当然と勘違いしていました。そんな大学3年生の春、ある朝の練習で参加したメンバーがたったの2人。呆然として、その日は練習を途中で切り上げてしまいました。皆はホッケーが楽しくないのか、なんで練習に参加しないんだと一人悩み続けた末、意を決して解散を申し出ました。半ばやけになっていたかもしれません。すると、今まで自分に反発していると思っていたメンバーから、「一人で抱えるなよ」という声が上がったのです。驚きと同時に嬉し涙が溢れ出ました。そこから全員運営に切り替えると、ミーティングの度にどんどん意見が出て、チームは忽ち活気を取り戻しました。

 

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AO入学、帰国子女、内部進学等、多様な背景を持つ仲間と協力して勝利を目指した経験は、会社経営に大変役立っています。 
運送業は、ドライバーが車庫を出発すれば、バラバラに行動する労働集約型の産業です。運転免許の年齢制限から中途採用者が多く、社員のほとんどが他の会社で経験を積んだ多様な背景を持っています。トラックドライバーの一人一人の経験や知識を引き出し、全社会の先導者たらん精神を以て、模範となる良い運送会社を作って行きたいと思います。