MENU
Magazine
2010.05.11

加茂具樹研究室

SFCの現場

加茂具樹研究室

研究室の研究領域キーワード

現代中国、東アジア、政治学、比較体制学、体制移行・民主化

どのような研究をしているのですか?

加茂研究室では、東アジアや中国の政治経済外交問題について、メンバーが各自の関心に基づいて自由にテーマを設定して研究活動を行います。その研究成果は、学期毎に個人研究論文として学期末に提出します。
また、学期毎に異なるテーマが先生から与えられ(今学期は「10年後の中国を展望する手がかりを得られる問題」)、複数のメンバーが共同して論文を執筆・発表します。このグループワークは、資料の集め方、論文の書き方や発表の方法が先輩から後輩に継承される場でもあります。この成果は、毎年秋に同様の研究テーマを持つ他大学研究会(早稲田、東京、学習院、法政、立教など)との合同報告会で発表する機会があります。 さらに、実際に中国への現地調査へ赴くこともあります。

研究室の一日を教えてください。

週に一度の研究会では、まず各自が中国に関して興味を持った新聞記事を持ち寄り、内容発表と議論をします。その後、中国・東アジアに関する書籍の輪読を行います。全員がレジュメを準備した上で、代表者が発表する論点をもとに議論するという形式です。学年や国籍の壁を越えた積極的な議論が交わされるので、毎回様々な論点や意見が聞けて大変勉強になります。また、研究室は24時間開放されているため、常に所属する学生・大学院生が集まる場となっています。

加茂研究室

先生はどんな方ですか?

加茂先生は穏やかな方だと思います。私が先生と出会ってもうすぐ一年が経ちますが、加茂先生が怒鳴る姿や攻撃的な口調でお叱りになる姿を見たことがありません。私たち学生の研究発表の際も、私たちが至らぬゆえ、先生からのご指摘の内容が厳しいことは多々ありますが、そんなときでも口調は常に穏やかで諭すような感じです。年齢も私たち学生と比較的近く、親しみやすい先生だと思います。あと甘いお菓子が好きなところも親しみやすい点でしょうか(笑)。

研究室ならではのキーワードはありますか?

「努力」と「アットホーム」

それぞれのスタートラインが異なることをきちんと考慮して、研究成果だけではなく結論に至るまでのプロセスをきちんと理解して評価してくれる研究会です。また、他研究会に比べて人数もそこまで多くはないので、学生、大学院生、そして先生の関係はとても近く誕生日を祝い合うなど、温かい研究会です。

→加茂具樹研究室
→教員紹介ページ

リポーター
総合政策4年 金元真希さん
環境情報3年 土肥麻緒さん
総合政策3年 多胡あき乃さん
総合政策3年 川畑文乃さん
(肩書きは全て執筆当時)

(掲載日:2010/05/11)

→アーカイブ