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Magazine
2012.08.25

常に目標とする山を見つけ、これからも登り続ける

杉山大輔さん杉山大輔さん
株式会社インターリテラシー 代表取締役
2002年総合政策学部卒業、2004年経営管理研究科修士課程修了

卒業して10年

今年でSFCを卒業して10年になりました。1年生の時に起業した会社は14年目を迎えています。この10年間は、会社と自分への信用を築くために、コツコツと実績を積み上げていくことがいかに大切かを肌で感じた日々でした。大学卒業後に新卒として進学した慶應ビジネススクールでMBAを取得しましたが、時にはケーススタディで得た知識より経験が勝る場面もありました。この激動の10年間を振り返ってみると、常に自分だからできることは何かを考え発信し続けたことが、思い描いた仕事の確立に繋がっていると実感し、充実感でいっぱいです。

過去のトレースではなく、新しい価値の創造

現在、株式会社インターリテラシーの代表として“コミュニケーションデザイン”を手がけています。これからの時代、過去のトレースではなく新しい価値の創造が求められます。そのために必要不可欠な個人の力を最大限に発揮・活用できる組織を作り、「本質的な問題発見・問題解決」「代替案提案」「実行」のシンプルなフレームワークを用いた体系的なコンサルティングを行っています。このベースにはSFCで学んだ「問題発見・解決」の手法が役立っています。SFCであらゆる分野を幅広く勉強したことが、多種多様なクライアントの様々な要望にも柔軟に対応できる力となっています。

加藤寛先生

杉山大輔さんと加藤寛先生2012年3月に、初代総合政策学部長である加藤寛先生とお会いする機会があり、弊社のインタビューシリーズへのご登場を受けていただきました。インタビューの中で先生がお話しされた、「公に報いる活動」の必要性については深く考えさせられ、社会に貢献する活動を続けたいと強く思うきかっけになりました。

株式会社インターリテラシー インタビューシリーズ「私の哲学」第12回
http://www.interliteracy.com/philosophy/kato_h.html

ソフトバンクアカデミア 孫 正義校長

ソフトバンクの孫正義氏が自身の後継者を教育する目的で2010年に開校した、「ソフトバンクアカデミア」に外部1期生として在籍しています。入校生の多くは経営者で、皆、向上心が強く、これほどまでにビジネスに対して肉食系の人々が集まる場所はないでしょう。孫校長の「登る山を間違えるな」「偶然に物事は起きない」といった話や、彼の経営判断などを身近で見ることができ、とても貴重な経験をしています。

ソフトバンク株式会社 ソフトバンクアカデミア
http://www.softbank.co.jp/academia/

次なる10年

SFCを卒業して10年という節目を迎え、一定の実績を残し評価をいただけている今、次なるステップを模索しています。しかし、チャレンジする気持ちを忘れずに、目標となる大きな山を見つけ登り続けることは、これから先いくつになっても変わりません。
If you stay ready you don’t have to be ready.

杉山大輔
3歳から15歳までをニューヨークで過ごす。
SFC1年生の時、教育コンサルティング会社を立ち上げる。大学卒業後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科へ進学し、学業とビジネスを両立しながらMBAを取得。2007年、コンサルティングやコンセプトデザインなど、企業をトータルにサポートする現在の会社、株式会社インターリテラシーを設立。“Windows 7”日本国内販売のマーケティング(2009年)や、地方でのApple認知向上キャンペーンの企画・実施(2008年)の他、企業・団体・学校のwebサイト、ロゴデザイン制作などを手がける。学生を対象にした講演活動も行っており、2011年は、9月国際教養大学、10月法政大学、11月東京大学、12月立教大学にて実施した。
また、より多くの子供たちに楽しく英語を身につけてもらいたいとの思いから、2005年に「Mr.Sugiyama’s Super English」を開始。毎週土曜日子供たちに英語を教えている。

株式会社インターリテラシー
http://www.interliteracy.com/

Mr.Sugiyama’s Super English
http://www.mrsugiyama.com/

(掲載日:2012/08/27)