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2004.04.14

さあ,新学期|吉野肇一(看護医療学部長)

卒業式も,入学式も,例年どおり,何事もなかったかのように無事終りました。後者は好天でマアマアでしたけど,前者は著しい花冷えの曇天で,暖房を家庭用石油ストーブに頼る日吉記念館はとっても寒かったです。でも,昨年のような卒業式で櫻が満開で,入学式では葉櫻という場違いの季節感に比べたらマシでしたネ。櫻花のない入学式って,様にならないんですよ。だから欧米並みに秋新学年となると,その点に関しては今いちですヨネ。来年春の卒業式は,看護医療学部第1回生が誕生し,僕もやっと壇上だろうナ。卒業生がいないので壇上者にはなれないのだが,壇上になれないただ一人の学部長というものも,いささか妙な感じなんですヨ。

一方,今年の本学部新入生は4回生となる子たちですが,感じが良いのはいつもと同じとしても,なんかとっても新鮮さが目立っていたと感じたのは僕だけだったのかナ?

春といえば花,SFCで僕にとって印象的なのは総・環側並木に1本だけ? ある三椏(みつまた)の寒そうな黄色い花,看護医療学部の白梅・紅梅,沈丁花,そして借景の大きな桃の木などですね。この白梅・紅梅は,看護医療学部の前身であった塾看護短大・厚生女子学院等の同窓会の「紅梅会」から寄贈されたもので,多くの桂の木の中に1本ずつあるのですが,なかなか見ごたえがあります。

春の東京六大学野球も始まりました。塾は初戦の立教(強くないという評判) に敗れたけど,その後持ち直して2勝し,勝ち点を挙げてくれてホッとしました。史上初の5連覇を狙う早稲田が,いくら優秀な卒業生を送り出した後とはいうものの,東大に21試合ぶりに敗れるとはネ。塾もがんばって,久しぶりに今シーズンは早稲田に勝って欲しいナ。

今度の日曜日(18日)は隅田川慶早レガッタ。昨年は全日本学生選手権の覇者となった塾は,去年の雪辱を果たしてくれるかナ。でもつい先日のお花見レガッタでは早稲田に先を越されているので心配しています。

夜間部もスポーツ専門部もなく,大学入試における体育会推薦のウェイトが軽微な塾のスポーツ界における未来は何色というべきでしょうか? 辛いものがありますネ。

それにしてもイラクの日本人3人の人質はどうなっているんでしょう? 解放期限を過ぎてもう2日だというのに。無事を祈るのみ。

(掲載日:2004/04/14)

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