MENU
Magazine
2005.09.22

ワイドアングルレンズ|徳田英幸(政策・メディア研究科委員長)

毎年夏休みには、いろいろな会議に出席したり、学生たちとの海外遠征試合に参加している。

今年は、21世紀COEプログラムの国際ワークショップを1月28日に、いわばホーム試合編としてRAの諸君を中心に行った。そのアウェイ試合編としてRA諸君15名と先生方の総勢20数名でスタンフォード大学のMedia Xにて、欧米、アジアの研究者を招聘し、8月26日に "International Workshop on Ubiquitous Media and Social Infrastructure" を行った。

今回は、4名のRA諸君がレギュラー・セッションで発表し、11名がポスター・デモセッションで発表した。特にポスターセッションのために行った 2minutes madness は、大変好評なトレーニングであった。その様子は、http://www.coe21.sfc.keio.ac.jp/workshop2005/にストリーミングで報告されているのでぜひ一見して頂ければ幸いである。この出張の後、大会委員長を仰せつかった UbiComp2005があったが、いろいろな方々にご協力頂き大変盛会にて無事終了し、625名(含 プレス13名)といった大会新記録まで樹立することができたのも、大きな成果であった。

Smart Space Lab.
Smart Space Lab.

さて、今回のお題であるSFCの好きな場所であるが、改めて考えて見ると、結構沢山ある。SFCの中の非日常的な場所として大変気にいっているのは、ゲストハウスである。キャンパス内にあるにも関わらず、一瞬SFCの外にあるかのような錯覚をもたらしくれる空間である。朝食をとりながらの窓からの眺めが大変気にいっている。本来は日常的に感じ、かつ利用しなければいけない所が、テニスコートである。かつてアキレス腱を切った思い出のコートでもあるが、好きなところである。また、体育館の2Fも気にいっている。フットサル大会、卓球大会、バスケットボール大会など屋内で体を十分に動かすことができる空間は、大変貴重である。また、通常入れるところではないが、大学院棟の屋上もすばらしい景観を提供してくれるところである。

一方、日常的な場所として気にいっているのは、私たちの Smart Space Lab. と呼ぶ実験室である。2000年にΔ棟が完成した際に、ΔS211-212内に、ユビキタス情報環境の実験室兼会議室として構築した場所である。学生諸君といろいろと議論する至福な時をすごせる最高の場所である。

もう1つは、Δ棟S209と本館3Fのオフィスである。S209は、文字通り脚の踏み場もないくらい本や書類が山積みとなっているので室内の写真をスキップした。入り口の写真(左)と私の作業用マシンの Power Mac と ThinkPad をアップで写した写真(中)である。アップルマークのあたりを目を凝らして見ていただくと机の上の様子と ThinkPad が確認できるはずである。写真(右)の本館のオフィスは、大学院関連の仕事をする場であり、研究室とは異質な緊張感がある場所である。

SFC好きな場所

あらためて自分の仕事場であるS209を眺めてみると、次回は、ワイドアングルレンズで写真が取れるようにしないといけないなと思っている次第である。

p.s.
これらのオフィスの写真は、APS-C サイズ(22.5×15.0mm)のCMOSセンサーを持つデジタル一眼レフ EOS20Dで撮った写真である。いずれもワイドアングルレンズで撮影したものですが、どのレンズかお分かりでしょうか?
※画像はすべて徳田英幸政策・メディア研究科委員長により撮影されたものです。

(掲載日:2005/09/22)

→アーカイブ