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2007.04.02

おかしらの定番:トイレ番とヨーグルト|徳田英幸(政策・メディア研究科委員長)

3月29日、日吉記念館で学位授与式が行なわれた。昨年より法務研究科(法科大学院)や健康マネジメント研究科からの修了者も加わったため、式典が従来の三田キャンパスではなく、日吉キャンパスで行なわれている。今年は、政策・メディア研究科より、初めてダブルディグリープログラム制度による修了者が誕生した。ひとりは、韓国の延世大学、もうひとりは、中国の復旦大学に留学され、2つの修士論文を完成させ、2つの修士号を授与された。延世大学に行かれた方には、2つの修士号を私からお渡しすることができた。復旦の人は、6月にもう一つの修士号を取得される予定とのことである。実は、彼らの栄誉を称えて、一番最初に学位記を授与することとした。国際的に活躍される人たちが多くなっている現在、もっと多くの人たちが、このダブルディグリープログラム制度を活用されることを期待している。

さて、お題の定番についてである。

その昔、プログラムをバリバリ書いていたころは、午前6時などといった時間帯に起きるということは縁遠く、むしろ、徹夜を終えて、やっと就寝する時間帯であった。6時前に起きていたのは、出張で、自宅からピッツバーグ空港へ向かった時ぐらいであった。

一方、最近では、朝早く起きていることが多くなった。年のせいもあるかもしれないが、きっかけは、わが家の愛犬・クッキーが家族の一員になってからである。当然、家族皆で世話をするはずであるが、朝は、結局、私の分担として定着している。要は、クッキーの散歩役である。より正確に言えば、「トイレ番」である。

いつも、順調ならばいいのであるが、たまに出るべきものが出ないのである。長く続けていると、私も使命感に似たようなものを持ちつつ、なんとしても用を足してくれなければ家に戻らないぞ!とばかり、こっちが変に力んで散歩をする羽目になる。用を足せない時は、本当に困ったものである。ちまたでは、「トイレ!」といったコマンドだけで、直ちにその辺の臭いを嗅ぎ回り、用を足してくれる賢い犬もいるそうだが、クッキーの場合、出ない時は、準備態勢にすらまったく入らないのである。幸いトイレ番としての私の達成率は、9割5分ぐらいと順調であるが、でも、前日に、変なものを食べたり、雨でいつもの臭いが消されているようだと、思うようにいかないみたいである。

散歩から戻って、自分の食事となる。朝の定番は、ご飯とみそ汁ではなく、パン、果物、野菜、コーヒーそしてヨーグルトである。国内の出張時は、あえてご飯とみそ汁にチャレンジするが、そういう時は、お腹がすこし重く感じる時がある。ヨーグルトは、かなりの量を食べている。ヨーグルトの味にもいろいろなものがあるが、やはりプレインが飽きがこない。アメリカ時代は、ダノンのプレインでやや甘味があったが、今は、明治のブルガリアや森永のビヒダスをストレートで頂いている。

いつの日からか忘れたが、家内がヨーグルトをクッキーにもあげたのが習慣になり、彼女は、かならず自分の食事のあと、人間なみにヨーグルトを待っている。そう、困ったものだが、このヨーグルトをあげるのも私の定番である。

(掲載日:2007/04/02)

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