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2008.05.08

小泉信三展に行って|村井純(環境情報学部長)

4月30日、SFC体育会の総会に出席した。オメガ12の教室が満席になるくらいに体育会の学生たちで一杯であったにもかかわらず、私語が全くなかったのは、とても印象的であった。まさに文武両道で頑張って欲しいと思っている。君たちの活躍なしには、陸の王者奪還はありえない。

連休明けの5月7日、三田の図書館旧館2階にて「生誕120年記念 小泉信三展 」の内覧会が行われた。塾長、塾内の関係者をはじめ、小泉家からは、小泉信三・二女の小泉妙さんが出席され、来賓の挨拶をされた。展示会場は7つのゾーンからなり、遺稿、学生時代のノート、愛用品など様々な展示物があり、小泉信三の人物像が非常によくまとめられている。普通部時代にテニス部にいた者にとっては、あまりにも有名な小泉先生の「練習ハ不可能ヲ可能ニス」という言葉がある。この直筆の書も展示されている。書といえば、もう1つユニークな展示物も発見した。福澤先生が、直々に習字のお手本に書いてあげようといって、小泉信三に与えたという「天地日月東西南北 小泉信三」という半紙である。よくこのような半紙が残っていたことにも驚いたが、福澤先生の筆の動きが感じられる一枚である。あと、6つ目のゾーンにて、25歳という若さで戦死した長男・信吉に対する彼の想いに触れた時、目頭に熱いものが込みあげてきた。小泉信三展は、5/8から5/21まで開催されている。三田に立ち寄ってみてはいかがか?

さて、今回のお題の初恋である。大変なお題を頂いたものである。今年度から、お題に添うかどうかは、書き手の自由というルールになったというが、ちょっと考えるお題である。昔を振り返ると普通部時代は、男子だけであったのでまったく女性には縁がなかったのである。そう、テニスばかりしていた時代である。「ほのぼのとした初恋」というのは、それより前の小学校時代、いや、幼稚園時代かもしれない。それほど、はっきりした記憶ではないが、幼稚園時代に憧れていた先生のひとりと相撲をし、負かしてしまった時のなんともいえない気持ちを覚えている。

研究室の諸君たちからは、「大学時代の話は?」という声が聞こえてきそうですが、またスキー合宿などの「オフラインの時に」ということに。

(掲載日:2008/05/08)

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