政策・メディア研究科における3つの方針

ディプロマ・ポリシー

修士課程の学生には、社会システムおよびテクノロジーに関する知識、技能を身につけ、多様な課題に対してヴィジョン策定や社会実装を目指すことが期待されています。修士学位は、修士課程の修了要件を満たした学生に授与されます。修了要件を満たすには、所定の期間以上在籍し所定の単位を取得することに加え、中間発表の実施、修士公聴会、論文審査の合格が求められます。なお、修士論文を執筆せずに修士活動報告によって修了するオプションもあります。
また、プログラムやコースごとに設定されたサティフィケート要件を満たせば、修士学位に加え、当該プログラム、コース修了のサティフィケートが修了時に授与されます。

後期博士課程の学生については、学生が自らプロジェクトを立案・企画・遂行することで「新しい概念構築」「専門的な研究活動」「新しい方法論」を駆使した独創的な成果を政策・メディアの領域に展開することが期待されています。従って博士学位を得るためには、外国語の運用能力や新規授業科目シラバスの作成能力、技法科目取得、博士論文の研究計画発表(Thesis Proposal)、教育体験実施・認定などの条件を満たし、博士候補の資格を得る必要があります(社会人コースについては、実務経験を前提として一部条件が免除となります)。
博士候補の資格の取得後、公聴会、学位審査委員会による最終試験を経て、博士論文、研究業績について「課程博士」の学位を取得するにふさわしいかどうかが審査されます。公聴会及び最終試験の合格後、研究科委員会において学位授与について合否判定が行われます。

カリキュラム・ポリシー

修士課程では、社会システムやテクノロジーのありようについて創造的なヴィジョンを持ち、多様なニーズに応える専門知識と実践的な問題発見・解決能力を身につけたプロフェッショナルの養成を主目的としています。修士課程の学生は、主査が担当する「修士研究会」に所属し、専門的な知識・実践能力の獲得を目指します。くわえて、学際的・複合的な研究活動の場となる「アカデミックプロジェクト」に参加します。アカデミックプロジェクトでは、研究上のテーマやイシューを共有する複数の教員から研究指導を受けることができます。学生は、修士研究会およびアカデミックプロジェクトへの参加をとおして、講義だけでなく、実践研究、フィールドワーク、インターンシップ、社会実装などを進めていきます。オンサイトとオンラインを組み合わせながら、柔軟な学習環境でプロジェクトに取り組むことができます。

後期博士課程では、高度な専門性、的確な判断力、豊かな独創性を併せ持つ研究者、教育者、および専門家の育成を目的としています。基本的なカリキュラムは、研究指導と論文指導から成り立っています。学生は、政策・メディア研究科の教員や他の研究者で構成されたResearch Advisory Groupから、研究の方法および博士論文の作成について指導や助言を受けながら、自らの研究計画に従って調査研究を進めます。

アドミッション・ポリシー

政策・メディア研究科の使命は,複合的・学際的な視座から,先端的なテクノロジーを前提とした人間や社会のありようについて探究することです。着想・研究・試行・実装・評価にいたるまでの一連の過程を熟知し,研究成果を私たちの生活の現場へと行き届かせる研究者,教育者,実践家の養成を目指しています。

研究領域は,政策・ガバナンス・社会イノベーション・環境・ICT・デザイン・身体スキル・生命科学など多岐にわたり,テーマに応じて柔軟に研究プランを立てることのできるカリキュラムが構成されています。政策・メディア研究科は,国内の大学にとどまらず,海外からの留学生や社会人など多様な学生が集まり,知的活動を共有する研究の場です。

以上をふまえて、修士課程では、学部時代の専門分野を活かして研究を発展させようという学生のほか、学部時代の専門分野や個別の学問領域にとらわれることなく,さまざまな課題に挑戦していく学生の入学を期待しています。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、4月入学・9月入学が選択でき、入学試験は年2回実施されます。入学試験では、研究計画、研究能力を総合的に判断しますが、海外出願者の入学試験は書類審査のみとしています。

後期博士課程では、学会での発表等による学術的な貢献だけでなく、研究の社会実装による貢献、出版などを通じた社会への研究成果の普及など、多様な実績による学位取得をめざす学生の入学を期待しています。多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、4月入学・9月入学が選択でき、入学試験は年2回実施され、海外出願者の入学試験は書類審査のみとしています。入学試験では、研究計画、業績、研究遂行に必要な語学能力などに基づき総合的に判断します。また、社会人コースとして、業績・実務経験を積み、問題意識を明確にもち、在職のまま学位取得を目指す社会人にも門戸を開いています。

PAGE TOP