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キャンパスライフ

防災とスペイン語、2つの研究がつながった瞬間

パリーク 亜美 Ami Pareek
学部:環境情報学部3年
出身校:福島県立安積高校(福島県)・東京都立新宿高校卒(東京都)

自分の進路が絞りきれていなかった高校時代。興味の範囲も広かったので、学際的でリベラルアーツが充実している大学を探しました。国際法を学べる海外の大学も検討しましたが、その大学には慶應義塾大学との交換留学制度があることを知り、迷わずSFCに入学しました。
1年の秋学期から大木聖子研究会に所属しています。私は中学卒業の日に、生まれ育った福島で東日本大震災を経験しました。地元では3.11についての話題には触れてはいけないような雰囲気がありました。つまり私にとって、震災に初めて向き合える場が大木研究会でした。研究を始めてわかったのは、防災もまた学際的な分野であるということ。さまざまな分野に興味のある自分にもぴったりの研究でした。
防災とは無関係に、大学で学びたいと思っていたのがスペイン語です。そこでスペイン語の先にあるラテンアメリカ文化を研究する藤田護研究会にも所属することにしました。SFCのいいところは、関心のある複数分野の研究会を自由に掛け持ちできることです。
スペイン語のインテンシブコースを履修後、2017年2~3月にペルーのクスコで海外研修に参加しました。現地はちょうど雨季にあたり、高地にあるクスコ周辺では大雨で土砂崩れが頻発しています。テレビでは、災害情報とチャリティ番組ばかり。そんな折に、クスコ市内で唯一の日本語学校から、防災に関する講演をしてくれないかという依頼が舞い込んできました。
それまで防災とは無関係に、スペイン語を学んでいましたが、2つの研究分野が、異国の地で繋がった瞬間でした。講演のコンテンツを考えながら、文化の垣根を超えて人々に寄り添うことの大切さに改めて気づきました。当時の体験が、現在研究しているナラティブ・アプローチにも繋がっています。

4年間で学部と修士を修了できるプログラムに挑戦

SFCならではの「学部・大学院修士4年一貫プログラム」にも取り組んでいます。学部を3年で終えるには厳しい条件を満たす必要があるので、これは自分への大きなチャレンジ。毎学期21単位取るのは簡単なことではありませんが、短期で学位取得してできた時間的、経済的な余裕を留学やインターンシップなどに充てることができます。SFCでの学びを終えた後、いろいろやりたいと考えている人には魅力的な制度なので、チャレンジする価値があると思います。
このプログラムを利用するには、週に4~5回は大学に通うことになります。授業数は多くなりすこし大変かもしれませんが、大学生活は濃密になります。修士課程に入っても、同じ研究会の先生メンバーたちと一緒に研究を継続できるのも大きなメリットです。
SFCは、教員と学生の距離がとても近いのが特長。先生も「共に研究している仲間の1人」として対等に扱ってくださり、SNSなどで質問をしても必ず返信してくれます。研究会は掛け持ちも変更自由です。研究の方向転換で、履修をやめた研究会の先生も、必要とあらば推薦文を書いてくださいます。
SFCの魅力は、やりたいことができること。教授陣が豪華で、さまざまな分野の第一人者がこのキャンパスに集結しています。興味の範囲を自分から狭める必要がないでの、やりたいことをいくつも追求しているうちに、意外なところで自分の興味や問題が突然結びついたりします。複雑化した現代社会は、ひとつのマニュアルで解決できることがほとんどありません。だからこそ、複数の研究会で得た学びから問題解決の糸口を見出せると考えています。