カーボンニュートラルの取り組み
"営農型太陽光発電"普及拡大のためのワークショップ
食・農・地域作りと再生可能エネルギーの融合に向けた御所見地区でのワークショップの実践



昨年度の営農型太陽光発電の調査をふまえて、長谷部研究室が食・農・地域作りの実践的取組みをされている「御所見ハウス」で農業従事者の再生可能エネルギーの理解向上を目的としたワークショップをしました。この知見を基に、さらにSFC周辺農家での営農型太陽光発電の普及を目指して対話や実践を進めていきます。
参加者(大人・若者)の地域の未来への願いや展望・意識の中にどう太陽光エネルギーが位置づけられるかを知ることを目的として、2024年8月3日にワークショップを行いました。結果として、太陽光発電は地域を変化させ(緑・紫)、インフラ・健康・子供等との関係性の中で地域を自立させ(緑)、家族・家庭と経済の要となり街や学校の復活にもつながり(黄)、電気・ガス(再エネ由来のグリーン水素など)を通して御所見の場所づくりや暮らしにも貢献(赤・オレンジ)すると認識されていること(下左図)や、大人は特に行政・経済・交通・学校を含む町の未来を気にかけていること(下右図)が示されました。


分析手法の「共起ネットワーク」は個人間(15名)に共通する言葉を束ねてグループ化したもので、色の違いは内容の違いを表し、線(実践・点線)は結びつきの強さを表す。丸の大きさはその言葉が使われた頻度を表す。ソフトウェアはKHコーダーを使用。