多様なアプローチで、子どもや若者の力を活かした
社会の仕組みづくりに貢献したい
富樫 泰良 Taira Togashi
学部:総合政策学部 1年
出身校:Seattle Lutherah High School高等学校(米国)
小学生の時にイラク戦争についての本を読んだことから、自分も社会の役に立ちたい、世界平和に貢献したいという思いを強く抱きました。そこで、NPOやNGO、社会福祉協議会に、どうしたら活動に参加できるのか聞い問い合わせたところ、すべての団体から「子どもだから難しい」という趣旨の返答を受け、大きな失望感を覚えました。しかし、あきらめることなく、友人と地域ボランティアの団体を立ち上げ、交流会や復興支援活動を始めました。その後、こどもや若者の社会参加について学ぶため、高校2年生でシアトルに留学し、年齢・組織・立場の違いを超えて、多くの人たちが問題解決のために積極的に行動している姿に刺激を受けました。例えば、NGOを立ち上げて問題の原因を探る、起業を通じて自分たちで問題に取り組むなどの行動です。私は、こうして様々な角度で社会に貢献できるようにSFCという場を選びました。そして、「若者の力を活かした社会づくり」を研究テーマに掲げ、学びを深めています。 SFCでの学びを通じて、若者NPOの拠点づくりや、地方議会で若者の議員を増やすなど、全国各地で若者が活躍できるような環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
SFCで、幅広い知識・知見を身につけ "大人中心の社会" を変えていきたい
私が現在行っている社会貢献活動は、大きく2本の柱で成り立っています。ひとつは、中・高・大学生が、全国各地でチームや支部を設立するにあたってのサポート活動です。具体的には私が担当しているものは、現地に入り一緒に里山整備の基本を学び、一緒に作業をしながら、行政や地元NPO等との仲介役をする等「子どもや若者が集う里山」の整備をするチームのアシストをしています。もうひとつは、各政党の職員・議員と日常的に交流するロビー活動で、2016年の参議院選挙では複数の政党に政策提言し、若者向け政策を公約に盛り込むことができました。 私にとってSFCは、より多角的な視点からものを見る力を養う場であり、多様なヒューマンリソースが集う場であると考えています。学部間の垣根がなく、本当の意味で "学際的な学び" が実現できるSFCは、私が目指す社会の実現に不可欠な環境です。自分の得意分野だけでなく、広い分野の知識・知見を身につけることで、より多角的な視点から、子どもや若者の力を社会のために活かせるよう活動を続けていきたいと考えています。