疫学とヘルスサイエンスを学び、社会貢献をめざす。
横江 亮 Ryo Yokoe
学部:総合政策学部2年
出身校:私立学習院高等科[東京都]
入学年度:2012年
現在、秋山先生と渡辺先生の2つ研究会に所属しています。渡辺研究会では、Health Scienceと呼ばれる、マウスなどを使った実験を通して、健康問題などを解決するための遺伝子・分子レベルの研究を進めています。メタボリックシンドロームや非感染性疾患などが研究テーマです。渡辺研究会で研究している基礎データで明らかにした疾患や病気のメカニズムを社会に還元するにはどうすればいいのかを模索していた時に、出会ったのが秋山先生でした。秋山研究会では主にPublic Health, Community Healthという、人を健康的な行動に促すコミュニケーションの方法や、医療政策の基礎を学習し、健康について多角的にインプットしています。「健康」という軸は変わりませんが、2つの研究会で異なるアプローチ方法を学び、社会に役立てる研究を模索しているところです。
「疫学」をさらに深く学ぶために、アメリカへ1年間留学します。
2年次に経験した岩手県のプロジェクトは、SFCのカリキュラムではありませんが、先生に薦めていただいて参加したものです。座学だけじゃなく、現場での経験も重要なんだよと教えていただき、それを経験させてくれる環境があるのは、本当にありがたいことだと思います。将来の進路は模索中です。分子生物学と疫学の両方を学んでいて、分子生物学はかなり勉強できる環境だと思うのですが、疫学については、いろんな面で環境が整っているアメリカに留学して、さらに深く学ぶことに決めました。アメリカは非医療従事者が疫学のフィールドで活躍している国。疫学の学会がたくさんあって、その分野のスペシャリストの先生も集まっている。非医療系の学生として医療に関わる時に、非医療系の人が活躍しているアメリカのフィールドを見ておくのは、何か得るものがあるんじゃないかと思っています。今から楽しみです。