培ってきたコミュニケーション力を、
将来はスーダンの復興のために。
川原 健太朗 Kentaro Kawahara
学部:環境情報学部3年
出身校:県立小倉高等学校[福岡県]
入学年度:2010年
体育会のラグビー部に所属して、同級生や後輩たちと寮生活をしています。ラガーマンにとって体重増加は至上命題。そのために、トレーニングもさることながら、食事も大切な要素になってきます。しかし現状では、食事環境はそれほど充実しておらず、大きな課題となっていました。そこで、学年問わずともに食事をとり、積極的なコミュニケーションを図ることで、体重増加をめざす。これを自身の研究テーマとしました。高校時代から体格もあった私は、周囲に対して、どちらかといえば威圧的なアプローチをすることが多く、言葉によるコミュニケーションはあまり得意ではありませんでした。それを意識したのは、SFCでの多様な価値観をもった人たちとの関係づくりからでした。東海林研究会に入って、ライフスキルを意識したコーチングを学び、コミュニケーションについて深く考えることができたのは、とても良かったと思います。
スーダンと日本をつなげるビジネスの開発を目指して
私の父はロシナンテスというNPO法人を立ち上げ、北アフリカに位置するスーダンにて医療活動を行っています。将来は私もその活動を継ぎたいと考えているので、そのためには一つことよりも、いろんな分野に長け、豊富な知識を身に付けることが必要だと感じています。そういう意味では、幅広い分野を学べるSFCはとても魅力的な環境です。SFCでは、父が従事している医療とは異なることを学んでいるので、父とは違う形でスーダンを援助していきたいと思っています。その答えはまだ見つけられていないですが、今学んでいることを活かすなら、ビジネスやコーチングがキーワードになってくるでしょう。日本から見れば、スーダンは、まだまだ遠い国なので、そういう壁を少しでも払拭したい。そんな活動を漠然ではありますがイメージして、残りの学生生活を頑張りたいと思っています。