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2015.04.01

自分の夢を実現するためのいちばん合理的な方法が起業でした。|関山 和秀さん(2005年環境卒業)

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関山 和秀
環境情報学部 2005年卒業 大学院政策・メディア研究科修士 2007年修了
スパイバー株式会社 取締役兼代表執行役


「人類社会のために自分ができる最大限のことをやる」という漠然とした目的はあったものの、高校生の自分にはそれが何なのかは分かりませんでした。そんなときに学部説明会で出会ったのが冨田教授の「21世紀はバイオの時代だ」という熱い言葉でした

SFCでは、「バイオキャンプ」で歳の離れた大学院生と一緒に最先端の生命科学に触れることができ、自分にもできるという自信につながりました。もう一つ学んだ重要なことは、失敗を恐れないことです。SFCでは失敗を前向きに捉えます。研究を加速するには大きな資金が必要になりますが、大学の研究費には限りがあります。そこで起業して投資家から資金を集めることにしたのです。周囲の反対を押し切っての起業でしたが、これまでに40億円以上の資金を調達でき、事業は前進し続けています。これからも失敗を恐れず、自分にできる最大限のことをやり続けていきます。

卒業後のキャリア
2007年 9月 スパイバー株式会社を設立、代表取締役就任
   (政策・メディア研究科博士課程在学中)
2013年 5月 世界初、人工合成したクモ糸繊維「QMONOS」の技術開発に成功
2014年 6月 同社、取締役兼代表執行役に就任(現任)