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2023.07.20

感謝する、学び続ける、自分を信じる、選択する|江藤 元彦さん(2014年環境卒業)

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江藤 元彦 さん
Actual Inc.取締役COO  
2014年 環境情報学部 卒業

「未来を創る」。SFCで学んでいたころからよく聞くフレーズでありましたし、卒業してからもそういったコミュニティにいるのか自然と耳に入ってくる言葉です。学生の当時はもちろん、卒業してからの約9年もわかっているようで、よくわからないこの言葉の意味がようやく身を持ってわかってきたように思います。

私はこの7月に9年強働いたコクヨ株式会社を辞めて、株式会社アクチュアルという会社に入っています。コクヨは大好きな会社で、今でもまさかこんなことになるとは、と思っていますが、自分の選択が今の状況を作っているんだなとも感じています。
この選択には大きく3つの理由があります。ひとつは、SFCで学び初めた頃、私をデザインという世界に飛び込むきっかけを与えてくれた先輩からの誘いだったということです。13年前にたった半年、研究室のプロジェクトが被っただけで、その間特に連絡を取ったりしていなかったのですが、ちょっとしたきっかけから再会し、今に至ります。月並みですが、出会った人との縁はどこでどう交わるかわかりません。これは、離れたコクヨの仲間にも思うことで、これまでに関わってくれた人、経験したこと全てに感謝する、ということの大切さを最近身に染みて感じます。感謝できるからこそ、離れられるのだと思います。
二つめは、近年、自分の学びの曲線が鈍化していることを感じていたからです。これは私自身の問題でもあるのですが、同じ環境にいたり、少し現場から離れているうちに学びの量が減っている自分に幾ばくかの不安や課題を感じていました。このままでは、自分の活動が社会に還元できるものは無くなってしまうのではないだろうか、還元するためには学び続けるしかないと思い、ガラッと環境を変えることを選択しました。
三つめは、ようやく自分が何をすることで社会を良くしていけるのかを理解し始めたのだと思います。この3,4年は社内でも社外でもとにかくいろんな活動をして、自分ができることやそれによって何がどうよくなるのかを考え、もがいた期間だったなと思います。もちろんこれからも今まで以上にもがいていくことになりそうですし、そのために学び続けていきます。ただし、自分がしたいこと、できること、できないことを認識した上で、社会における役割に自覚的になった今、自分を信じて今回の選択に至ったのだと思います。

https://www.sfc.keio.ac.jp/images/Eto_Motohiko2.JPG

長々と私の最近の選択について書いてしまったのですが、テーマとなっている「SFCスピリッツ」に話を戻すと、「未来を創る」ためには、社会や出会った人に感謝すること、そこに向けて何をどのように還元できるのか学び続けること、自分自身を信じることが重要なのだと、ようやく最近言語化、身体化できてきました。これは多分、SFCにいたころから色んな方に教わっていたことですし、学生だろうと社会人だろうと立場に関係なく大切なことだと思います。正解はひとつではないですが、何かしら活動や人生のヒントになったら嬉しく思います。