SFCの現場
徳田・高汐・中澤研究室
研究領域キーワード
ユビキタスコンピューティング
どのような研究をしているのですか?
これ、なんだかわかりますか?一見、小さな電子部品ですが、これはメモリ、プロセッサ、無線通信、センサなどを備えた立派な「コンピュータ」です!現在の存在感のある「コンピュータ」とは異なり、未来のコンピュータは、その存在感をかくしながらいたる所に設置され、知らないうちに私たちの生活を支援してくれます。それが「ユビキタス環境」です。
徳田・高汐・中澤研究室では、このような世界を実現する上で必要な基礎技術や、未来の環境で有効な新しいアプリケーションの研究を行っています。
研究室の一日を教えてください。
研究活動は、シラバス上では週2コマの講義ですが、日々の研究室での活動が多くを占めます。私たちの1日はバスを降りて、研究室に向かうことから始まります。
(研究室で一日の始まりを迎える人もいますが)。研究室では、各自が決めた研究テーマへの取り組みや、技術の勉強を行い、その中で仲間との議論や技術交換、そして雑談!が行われます。
夕方は一緒にご飯を食べに行くこともあります。研究室は、生活をともにしながら、まじめに議論もできて、一緒にふざけたりもできる、いい仲間を得られる非常に貴重な空間です。
先生はどんな方ですか?
私たちの研究室は徳田、高汐、中澤の三つの研究室が合同で研究活動を行っています。学生の私たちから見た先生方は「学生を大事にしてくれる」先生方です。
それぞれのお仕事でどんなに忙しくても、学生の研究相談には必ず応じてくれますし、論文、スライドには非常に的確で綿密な赤入れをしてくれます。
研究に関する突っ込みの丁寧さは、私たちにとって非常にうれしく、ありがたい反面、恐ろしくもあるくらいです。
その他にも、懇親会を始めとするイベントなどにも出席され、いつも私たち学生の近くにいてくれます。
研究室ならではのキーワードはありますか?
キーワードは「実際に動くモノやシステムを作る」ことです。アイデアを考える、理論を考えることだけにとどまらず、実際に動く物やシステムを作り上げ、成果物を実際に使って検証してみることを非常に重要としています。そのための技術の勉強は常に欠かせません。「実際に動くモノやシステムを作る」ことは研究過程としても重要ですが、自分で作ったソフトウェア、ハードウェアが実際に動作したときは、それまでの苦労を忘れてみんな子供のように大喜びしています。この瞬間を皆さんも味わってみませんか?
研究室URL
→http://www.ht.sfc.keio.ac.jp
レポーター
政策・メディア研究科後期博士課程1年 生天目直哉さん
(掲載日:2010/06/22)
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