SFCの現場
冨田勝研究室
研究領域キーワード
バイオ燃料、オイル産生藻類、地球温暖化、石油資源の枯渇、生命システム工学
どのような研究をしているのですか?
私はオイル産生微細藻の研究を行っています。
近年、石油資源の枯渇や地球温暖化の解決策としてバイオ燃料が注目されており、ある条件下で体内にオイルを蓄積することができる微細藻類は次世代のバイオ燃料として世界中から期待されています。現在私たちはコストを下げるために、オイル生産メカニズムの解明と自然界から新規のオイル産生微細藻を探索するという2つの観点から研究を行っています。
研究室の一日を教えてください。
私は現在、山形県鶴岡市にある、鶴岡タウンキャンパスに設置された先端生命科学研究所で研究をしています。SFCには、『本気でバイオの研究がしたい』という学生が1学期間または2学期間、最先端の研究設備が整った先端生命科学研究所で自分のやりたい研究を行えるバイオキャンプという制度があり、冨田研究室の多くの学生が参加しています。1日の流れとしては午前中に講義を行い、午後から研究実習そして自身の研究と、思う存分研究に打ち込むことができます。休日にはみんなとドライブで海に出かけたり、寮で料理パーティーなどをして、鶴岡をenjoyしています!
先生はどんな方ですか?
冨田さんはとてもオープンな教授で、学生たちに自身を『トミー』と呼ばせたり、一緒に食事に行ったりなど、学生との距離がめちゃめちゃ近い方です。行事ごとも大好きで、研究会の学期始めに行われる『新人による一発芸大会』は名物になっています。冨田研の皆さんは全員この洗礼を通った強者たちです。
研究室ならではのキーワードはありますか?
『とりあえずやってみよう』
私たちの研究は未知なるものを解明することであり、教授でも解らないことがあります。「解らなければとりあえず実験してみよう」と教授と学生が一緒になって研究するのが冨田研です。何事もチャレンジです!
レポーター
環境情報学部2年 阿部博明さん
(掲載日:2011/07/26)
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