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Magazine
2011.03.09

村井純研究室

SFCの現場

村井純研究室

研究領域キーワード

集合写真インターネット

どのような研究をしているのですか?

遠い火星に、いまも冒険を続けるopportunityとspiritという無人探索機がいる。私は宇宙のことはよく知らないけれど、この名を思い出すたびにNASAの技術者たちの夢とロマンを感じる。

村井研究室には、インターネットに関わることなら、なんでもできる自由がある。総勢50人以上のこの研究室では、各人のテーマを挙げれば様々だ。マルチキャスト、P2P、クラウド、セキュリティ、地域通貨、RFID、量子コンピューティング、etc....キリがないくらいだ。

ただ、自由には責任が伴う。緩やかなようできちんとしている上下関係、設立当初から義務付けられている卒論執筆など、体育会系とも言えるようなスタイル。研究室に入る際に靴を脱ぐ習慣にも、そんな昔からの村井研の気質が現れているように思う。

研究会合宿 ORFでの展示

研究室の一日を教えてください。

わたしの大学生活は朝、研究室に行くことからはじまる。荷物を置いて授業に出て、夕方戻ってきて作業をする。 夜は先輩や仲間たちでごはんを食べに行くときもある。締め切り前には、たいてい残留。研究室で過ごす時間が大学での活動のほとんどを占める。 もちろん、時には学年の隔てなく遊ぶことだって忘れない。

先生はどんな方ですか?

村井研(徳田・村井・楠本・中村・高汐・重近・バンミーター・植原・三次・中澤・武田合同研究プロジェクト)は村井先生を含む11人の教員の方々による合同研究会であり、ここで全員をご紹介することはできない。しかしひとつ言えることは、みなロマンチストで、インターネットの可能性を信じている人たちということだ。学問に携わる研究者(のたまご)としてのopportunityと、インターネットに関わる技術者としてのspirit。

私にとって研究室とは、そうしたものが無造作に地面に転がっている広大な土地だ。遥か彼方の火星のように、そこは厳しい未開の地だが、もしかしたらまだ誰も体験したことがない何かが、そこにはあるかもしれないのだ。

研究室ならではのキーワードはありますか?

努力、根性、愛
「不可能を可能にするのが科学者だ」(by 村井純)

レポーター
総合政策学部3年 小澤みゆきさん

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(掲載日:2011/03/09)

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