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2012.09.04

土屋大洋研究室

研究領域キーワード

情報社会、インターネット/国際政治、国際関係、グローバリゼーション

どのような研究をしているのですか?

土屋研究室には二つの研究会があります。「グローバル社会の理論と政策」では、外交や安全保障など、グローバリゼーションの拡大と深化に伴い変化する国際問題について研究しています。もう一つの研究室である「情報社会の未来を考える」は、情報技術の普及により生じる問題や、社会現象を研究することを目的としており、アニメ産業からSNSに至るまでの幅広い分野の研究がなされています。

研究室の一日を教えてください。

土屋研究室では、各学生が自分でテーマを設定して研究を進めるという個人研究が中心となっています。研究の成果発表と質疑応答を行う機会が、一人につき学期中に二回設けられており、研究会メンバー全員で各自の個人研究を洗練させていきます。そして学期末に行う合宿では、学期の集大成として最終発表を行うことになっています。この合宿には、普段は異なる分野を研究している二つの土屋研究会が一堂に集うため、前提知識がない人にも自分の研究を的確に伝え、理解してもらうにはどうすればよいか、という発表の分かりやすさを考える機会にもなっています。

土屋大洋研究室土屋大洋研究室

先生はどんな方ですか?

学生の自主性を最大限に重視してくださる方です。既存の枠組みや前例にとらわれずに、できる限り自分の力で研究を進められるよう、各自の興味分野と思考のプロセスを理解したうえで、いつも適切なアドバイスをくださいます。通常の授業では、学生から「怖い」と恐れられているようですが、研究室ではとても気さくにお話してくださり、柔らかい雰囲気をお持ちだという印象を抱いています。他の研究室に比べて人数が少ないということもあり、学生一人ひとりとしっかりと向き合ってくれています。

研究室ならではのキーワードはありますか?

自分の研究分野に関して、「少なくともSFCで一番詳しくなる」ということです。どのような研究をするにせよ、まずは幅広い情報を収集して知識を蓄えることで、「おたく」になることが研究の第一歩だということです。自分の研究が外れ値であることを恐れず、自信と情熱を持って研究に取り組むという積極的姿勢が研究室のモットーとして根付いているからこそ、土屋研究室の学生は、独自のカラーを生かした研究を進めることができているのだと思います。

リポーター
総合政策学部4年 市川祥子

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(掲載日:2012/09/04)

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