研究領域キーワード
Internet of Things、RFID、ZigBee、無線センサネットワーク、ヘルスケアとICT
どのような研究をしているのですか?
「モノのインターネット/Internet of Things」をテーマに、身の回りにあるモノとそのモノに関する情報を繋ぐ、あたらしい仕組みの実現を目指しています。そのためRFIDやZigBeeといった無線技術や、情報インフラとしてのインターネット、それらの様々な分野への応用に関する研究を行なっています。三次研では企業や行政機関とともに数多くのプロジェクトに取り組んでおり、その関心領域は農作物の物流から、在宅療養の現場まで多岐に渡ります。
研究室の一日を教えてください。
週に一度の定例ミーティング以外にも、多くの時間をz202にある研究室で過ごしています。最初は何もわからなくても、研究室にできるかぎり来ることで他の人に覚えてもらい、徐々に自分の興味あることを見つけてゆきます。真剣に、時には遊びながら研究に取り組みますが、中でも定例の研究発表会やORF,論文の締め切りといったイベントの前には、院生による学部生への指導や、後輩による先輩のお手伝いなどで、研究室は活気に包まれます。
先生はどんな方ですか?
いくつもの顔を持つ、本物のスーパーマンです。第一線を走り続ける研究者、新しい技術への好奇心をいつまでも忘れないエンジニア、サッカーも何でもできるスポーツマン、そして家族を大切にする父親。毎日朝から夜までお仕事していると思ったら、学生そっちのけで新しいデバイスに夢中になったりする。そんな格好良くて、ときどきお茶目な先生を、尊敬していない学生はひとりもいません。
研究室ならではのキーワードはありますか?
三次研では、ただ漠然と言われたことに取り組むのではなく、自分の頭で考え、積極的に物事に関わろうとする「コミットメント」の姿勢を大切にしています。また三次研は、学生にとっての研究室であると同時に、自動認識技術の研究機関であるAuto-IDラボラトリの日本研究拠点でもあります。そうした理由から、半期に一度、中国や韓国の同ラボとの合同研究発表会「CJKワークショップ」を開催しています。研究が一息ついたら、湘南台駅西口の菜香園という中華料理屋・通称「おばちゃん」のところに行って、愉しく語らいながらご飯を食べることもあります。
リポーター
政策・メディア研究科修士課程1年 小澤みゆきさん
(掲載日:2013/01/22)