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2012.07.24

渡邊頼純研究室

研究領域キーワード

国際政治経済論、経済外交、GATT・WTO法、地域経済統合(FTA/EPA、TPPなど)

どのような研究をしているのですか?

渡邊頼純研究室では、貿易政策・国際経済法を中心とした研究を行っています。グローバリゼーションの拡大と深化が進むにつれ、自由貿易体制が国際社会にもたらす影響はますます大きくなっています。自由貿易体制の維持・発展に貢献することをゼミ共通の目標とし、経済政策の実情の調査を各自の問題意識に基づいて行います。また、毎年11月に開催されるOpen Research Forumへの出展やホームページの開設を通じて、研究成果の周知にも取り組んでいます。他大学の学生と共同研究を行う「6大学合同ゼミ」や関連シンポジウムへの参加など、通常ゼミを超えた学外での活動も積極的に行っています。

研究室の一日を教えてください。

通常ゼミは毎週火曜日の3・4限に開催しています。3限は英国紙「FINANCIAL TIMES」を地域ごとに班分けして読み、国際情勢についての理解を深めます。また、4限は文献の輪読を通じてWTO・FTA/EPAを中心とした貿易政策の理論と実践を学びます。発表内容に関する議論が白熱し、時間を過ぎてしまうこともしばしばですが、議論を通じて国際政治経済に関する深い知識を得ることができます。また、ゼミ終了後には定期的に懇親会を開催するなど、とてもアットホームな研究室です。

渡邊頼純研究室渡邊頼純教授

先生はどんな方ですか?

ゼミ生との交流をとても大切にしてくださる先生です。普段研究関連の相談に乗ってくださるだけでなく、ゼミ中にも貿易交渉に携わっていらっしゃった際の興味深いエピソードや、ご出張先での面白い出来事などを時折ジョークを交えてお話ししてくださいます。学部生・院生合わせて40名超の、比較的規模の大きい研究室ではありますが、新規生・既習生問わず学生一人ひとりを気にかけてくださいます。ゼミ生への「愛」にあふれた先生です。

研究室ならではのキーワードはありますか?

渡邊頼純研究室では、"Fact Finding"、すなわち「事実を徹底的に調査し正確に把握したうえで、今後取るべき方針を検討すること」を大切にしています。これは国際政治経済学にとどまらず、あらゆる学問において必要とされる精神であり、研究活動を行っていくうえでの基礎となります。「事実に基づく研究でなければ意味がない」という強く厳しい思いをもって、日々の活動に取り組んでいます。

リポーター
総合政策学部3年 吉野綾

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→渡邊頼純研究室
→渡辺頼純研究会プロジェクト:「TPP反対に物申す!」

(掲載日:2012/07/24)

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