研究領域キーワード
国際法、国際宇宙法、宇宙政策、宇宙ビジネス、安全保障
どのような研究をしているのですか?
青木節子研究会では、宇宙法に特化した国際法の研究を行っています。宇宙法とは国際法の新領域で、まだまだ未開拓な部分が大きいのですが、この分野で第一線を担う青木先生の下、想像力を働かせながら日々研究に励んでいます。
研究室の一日を教えてください。
3限の「宇宙法模擬裁判」では、国際宇宙法学会が主催する宇宙法模擬裁判の問題を題材に、準備書面の作成、口頭弁論の実践を通して、国際司法裁判所の裁判手続きを学ぶと共に、宇宙条約や他の一般国際法についての知識を深めます。(2013年3月10日に開催された宇宙法模擬裁判国内大会において、青木研チームは総合優勝を果たし、ゼミ生の一人が最優秀弁論者賞を受賞しました。6月にはアジア・太平洋大会への出場も予定しています。)
4限の「国際宇宙法・国際法」は、個人研究が中心です。4年生は卒論研究、2、3年生の継続履修生は各自で決めたテーマについて個人研究、新規生は与えられたテーマについて調べ、毎週決められた担当者が発表します。
先生はどんな方ですか?
国際宇宙法という分野は未だ文献が少なく、学生が研究するには難しい分野ですが、先生は当分野で第一線を走っている方ですので、常に最新の、そして他では手に入らないような情報を我々に与えてくれます。また青木先生は「研究論文執筆」に対して非常に真面目な姿勢で向き合っており、我々学生のどのような研究に対しても厳しくそして丁寧に指導しています。
研究室ならではのキーワードはありますか?
特にこれというものありませんが、学生の個人研究については「Research Questionを明確にする」ということが繰り返し述べられているかと思います。研究対象の何が問題なのか、自分は何を知りたいのか、その研究の意義・オリジナリティは何なのか、繰り返し学生に問うことで、一人ひとりの学生の内にある本当の興味・関心が引き出されるのだと思います。
リポーター
総合政策学部3年 石井達也
(掲載日:2013/03/13)