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2007.06.13

私たちは今、どういう社会に生きているのか

SFCスピリッツ

私たちは今、どういう社会に生きているのか

関陽平さん関陽平さん
社団法人共同通信社 大阪支社社会部 記者
2002年総合政策学部卒業

現在私は大阪支社の社会部で、遊軍記者として日々あらゆる出来事を取材し、記事を書く仕事をしています。社会部は、新聞でいうと社会面(テレビ欄をめくった4コマ漫画のあるページ、といった方が分かりやすいかもしれません)に載るニュースを取材する部署で、遊軍は特に担当を持たない「何でも屋」です。昨日は高野連の特待制度の記者会見、今日はジェットコースター事故の現場と、あちこち飛び回る毎日を過ごしています。記事によっては新聞紙面に署名が載るようにもなり、その責任の重さをあらためて感じるこの頃です。
(共同通信がどういう会社かを知りたい方は「ウィキペディア」で検索してみて下さい。どんな形で皆さんの目に触れているか、少しは分かっていただけると思います)

周囲の同世代は「ニュースはインターネットで読む」という人がほとんどで、新聞は着実に読まれなくなりつつあると感じています。その一方で、ノンフィクション作家の吉岡忍さんの言葉を借りるならば、「私たちが今、どういう社会に生きているのか」を描くという意味においては、新聞にはまだ一日の長があるとも思います。不遜な考えとそしりを受けるのを承知で言えば、どこかで誰かが、今自分が生きている社会を見つめ直そうとふと新聞を手にしたとき、その思いに応えられるだけの記事を書いていたい。そのためにも、自分の取材対象となるニュース一つひとつに誠実に向き合っていきたいと思っています。

→ウィキペディア共同通信社
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→47news (共同通信社と、加盟新聞各社のニュースで作るサイトです)

(掲載日:2007/06/13)