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2007.10.10

公的な研究所の研究者として社会に貢献する

SFCスピリッツ

公的な研究所の研究者として社会に貢献する

橋本尚久さん橋本尚久さん
独立行政法人 産業技術総合研究所
知能システム研究部門 フィールドシステム研究グループ 研究員
2000年環境情報学部、
2002年政策・メディア研究科修士課程、2005年政策・メディア研究科後期博士課程

現在、私は経済産業省管轄の独立行政法人である産業技術総合研究所の研究員として、ロボットや自動車の研究に取り組んでいます。公的機関の研究員として、社会に貢献することを主目的におき、研究を行っています。研究により人を感動させるという信念を持って研究を行っており、それが実現できる場所として、当研究所に就職しました。

大学時代所属の研究室でも同じような研究を行ってきて、研究課題の探索・決定、実験・分析、発表、という流れは今でもかわっていません。しかし、学生の立場と職員としての立場は大きく異なり、求められる成果はもちろん、職員としての責任が非常に大きくなったと思います。旧国研(機械技術研究所)であった当研究所も、独法化され、結果が大きく求められるようになりました。研究設備や研究環境は申し分なく、自由に研究を行える環境が整えられている反面、きちんとした問題設定、社会還元性の高い結果を出す必要があり、休日も研究する日々が続いていますが、自分の選んだ道として、充実感をもって仕事に取り組んでいます。

研究は、世界中のいたるところで進められており、ライバルも多く非常にスピードも速く常に勉強も必要です。これからも、専門分野への知識や探究に加えて、人々に感動が与えられるような、新しい分野を開拓していく研究者になれるようにこれからも研究活動を行っていきたいと思っています。

(掲載日:2007/10/10)