金澤 浩さん
株式会社 湘南ゼミナール 難関高校受験部
翠嵐特命チームリーダー、SHOZEMIアルファ横浜校 教室長
2002年総合政策学部卒業
皆様こんにちは。私は「神奈川４大塾」の一つで、東京学芸大附属・慶應・早稲田や公立トップ校の横浜翠嵐・湘南などを目指す中学生を相手に、国語・社会の２科目を指導しています。
教育の現場は、日々刻々と変化しています。その中で、SFCで学んだことをさまざまな形で生かすことができています。今回このSFCスピリッツに寄稿する機会をいただけたので、私の仕事を紹介することを通じて、ひとりでも多くの方が「教育」に興味を持ってもらえたら嬉しく思います。
◆SFCで学んだことと教育
私は大学受験ではなく、中学受験で慶應義塾中等部⇒慶應義塾高校⇒SFCという道をたどってきました。その経過を振り返ってみても、一瞬たりとも30歳になって教鞭を取っていると想像したことはありませんでした。
でも今ではこの仕事が天職だと思っています。それだけ、SFCに来るまで自分のことがよくわかっていなかったのだと思います。
SFCでは七夕祭、秋祭、TAKE OFF RALLYとイベントで他者との係わり合いを持ってきました。そんな中で知り合ったSFCにいる人たちは、自分が輝く場所を知っていました。自分はどんな人なのか、自分は何をしたいのか、自分が向かっている方向はどこか。みんな輝いて見えました。
私が知り合った人たちは、何も考えていなかった私に刺激を与えてくれたすごい人たちでした。今でも仲の良い人たちがたくさんいます。SFCに行って私の人生が変わった、そう自信を持って言えます。それは、周りの人たちが自分のことを誰よりもよく考え、知っている人たちだったからです。
私はSFCに入学してすぐから、アルバイトで今勤めている塾に入りました。最初は単なるお小遣い稼ぎのつもりでやっていましたが、授業をやればやるほど楽しい。子どもたちが成長していく姿、子どもとの会話、子どもが入試を乗り越えていく経過や結果の悲喜こもごも。目の前にいる子どもたちに貢献できている、そんな手ごたえを感じられる仕事で、どんどんのめりこんでいきました。
自分は大学ですばらしい出会いをすることができて、自分のことをより深く考えるようになった。子どもたちはどうだろうか。弊社に来てくれる生徒たちは、ほとんどが公立中学校の生徒たちです。私が過ごした中学生活とは良くも悪くも違うところが多く、最初はカルチャーショックでした。
中でも「高校受験」が私にとって一番の驚きでした。高校なんてどこでも一緒だと思っていましたが、最近は高校がいろんな特色や校風を出しているので、いい高校生活を送りたければいやでも「自分探し」をする必要が出てきています。そして、この「自分探し」という作業が困難を極めます。
教育という仕事は、将来いろんなことを考えられるようになる基礎学力をつけつつ、「自分探し」をする作業だと思います。これは私がSFCでやったことと同じ作業です。それがちょっと早まっているだけ。
私のもとに来てくれる生徒には、一人ひとりが明るい未来を描けるよう一緒に「自分探し」を手伝ってあげたいと思います。そうやって、自分のことがよくわかっている、輝ける場所がわかっている人が多くなれば、社会が、日本がもっと良くなる。そこまで信じて、日々仕事に取り組んでいます。
◆湘南ゼミナールという会社
手前味噌ですが、弊社はSFCと似ていると思っています。私が弊社を選んだ理由はずばり「人」です。一人ひとりが教育というものに熱さを持っていて、授業中のたった一つの発問にこだわって１時間も議論ができる人ばかりです。そこには、自分が教育で輝きたい、そんな想いを持っている人がたくさんいるのです。
SFCと同じく、周りの人から多くの刺激を受けられる会社です。
子どもに輝く未来を見てもらいたければ、大人が輝いている必要があります。または、大人が輝く未来を目指している必要があります。私自身、常に子どもたちの見本になれるよう、もっと輝けるように、もっと自分が強い光をもてるように、と意識しながら自分を磨くことができています。
興味がありましたら、ぜひ一度弊社の現場に見学に来てください。活気のある授業、元気な先生、明るい生徒の雰囲気にびっくりすると思います。いわゆる「塾」と呼ばれるイメージではないかもしれませんが、一人ひとりが輝いているSFCと同じように、生徒一人ひとりが輝けるように先生が輝いている、そんな雰囲気を感じてもらえると思います。
教育、楽しいですよ！あなたも未来の日本を作ってみませんか？
湘南ゼミナールホームページ：http://www.shozemi.com/
（掲載日：2013/01/24)