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将来の起業に向けて、
自動車メーカーの戦略を研究しています。

金 華斌 Kahin Kin
学部:環境情報学部3年
出身校:市立清華大学附属高等学校[中国・北京]
入学年度:2011年

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僕が経験したことのある文化は、中国と韓国、そして今暮らしている日本。それらを活かした研究をしたいと考え、韓国最大手の自動車メーカー、現代(ヒュンダイ)自動車の中国市場の戦略をテーマにしました。現在、中国市場での現代自動車のシェアは第4位。トヨタよりも上位を占め、アジア系の自動車メーカーとしてはトップクラスに位置します。しかし楽観視できない要素も多分にあり、その一つが韓国経済の低迷です。財閥系の企業なので財力はあります。しかし、少数の大企業で国を支えているのが韓国。数少ない大企業のうち、一つでも倒産したら、国が潰れてしまうおそれがあります。中国の自動車メーカーも発展してきているので、これからが現代自動車の真の実力が試される時期。『戦略』をキーワードに、現代自動車の未来予測まで取り組む予定です。

SFCなら、自分の夢を皆が後押ししてくれます。

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いずれは、中国で自動車メーカーを立ち上げたい。その夢を実現するために、SFCへ留学しました。自ら取り組まないと何も得られないSFCは、すぐに怠けてしまう僕には、理想の環境でした。こんなにも学ぶことが面白いと思ったのは初めての経験です。実は中国でも2年間だけ大学に通っていました。そこで、自分の夢を同級生に話した時には、笑われて、全く相手にしてもらえなかったのですが、SFCではむしろ皆が僕の夢を後押ししてくれます。少しずつ、自分の夢に近づいている手応えを感じています。
ちょうど今は就職活動の時期。まずは日本での就職を考えており、めざすは日本の自動車メーカーです。いま研究している販売戦略やマーケティング戦略を活かして、ひとつのプロジェクトを担当していきたいですね。そして、将来中国にもどって起業を果たす。今取り組んでいる研究は、これから取り組む全てのことの礎にきっとなるはずです。