SFC25周年

記念シンポジウム「SFCの起業家たち」

社会の問題を発見・解決していく実践型人材・社会変革者を生み出すSFC。起業家精神を体現し、最前線で活躍する卒業生がSFCとこれからの社会について語ります。

時間 14:30-15:30
場所 オメガ館11

 

協力:慶應藤沢イノベーションビレッジ(SFC-IV)

コーディネーター

國領 二郎
慶應義塾常任理事、総合政策学部教授

1982年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。92年ハーバード・ビジネ ス・スクール経営学博士。93年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。 2000年同教授。2003年同大学環境情報学部教授などを経て、09年総合政策学部 長。2005年から2009年までSFC研究所長も務める。2013年より慶應義塾常任理 事に就任。 主な著書に「オープン・アーキテ クチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、 「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)がある。

 

登壇者

柳澤 大輔
面白法人カヤックCEO
(1996年環境情報学部卒業)

卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。
1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。代表取締役CEOをつとめる。鎌倉唯一の上場企業として、鎌倉からオリジナリティのあるコンテンツをWebサイト、スマートフォンアプリ、ソーシャルゲーム市場に発信する。主 要事業のほかにもカヤックが運営する飲食店「DONBURI CAFE DINING bowls」の運営や2009年、ビンボーゆすりを科学したプロダクト「YUREX」の開発のプロデュースにたずさわる。100以上のクリエイティブディ レクターをつとめる傍ら、2012年カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル、2010年東京インタラクティブ・アド・アワード、2009~2014年Yahoo! JAPANインターネット クリエイティブアワードなどWeb広告賞で審査員をつとめ、著書に「面白法人カヤック会社案内」(プレジデント社)、「アイデアは考えるな」(日 経BP社)、などがある。ユニークな人事制度(サイコロ給、スマイル給、ぜんいん人事部化計画)や、ワークスタイル(旅する支社)を発信し、「面白法人」というキャッチコピーの名のもと新しい会社のスタイルに挑戦中。

山口 絵理子
株式会社マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナー
(2004年総合政策学部卒業)

ワシントン国際機関でのインターンを経てバングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程入学。現地での2年間の滞在中、日本大手商社のダッカ事務所にて研修生を勤めながら夜間の大学院に通う。
2年後帰国し「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして株式会社マザーハウスを設立。現在バングラデシュ、ネパールでバッグや服飾雑貨のデザイン・生産を行い、東京を始め、福岡、大阪、そして台湾など20店舗で販売を展開。
Young Global Leader (YGL)2008選出。ハーバードビジネススクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。

関山 和秀
Spiber株式会社 取締役兼代表執行役
(2005年環境情報学部卒業、2007年政策・メディア研究科修士課程修了)

入学後2001年9月から先端バイオ研究室である冨田勝研究室に所属。2002年より山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所を拠点に研究活動に携わり、2004年9月よりクモ糸人工合成の研究を開始。
これを事業化するため大学院に進学し、博士課程在学中の2007年9月、学生時代の仲間と共にスパイバー株式会社を設立、代表取締役社長に就任。ベンチャーキャピタル等から約50億円の資金を調達し、産学官と連携しながら世界初の工業化を目指す。出願特許多数。
第9回バイオビジネスコンペJAPAN最優秀賞受賞、文部科学省科学技術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2010」選定、第11回山形県科学技術奨励賞受賞、第2回「明日の象徴」ヘルスケア基盤部門受賞。平成27年度全国発明表彰「21世紀発明賞」受賞。