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研究

ユビキタス社会の問題発見解決型人材育成

概要

本取組「ユビキタス社会の問題発見解決型人材育成-知識・技能の実践的活用環境の構築と知的コミュニケーション能力を有する人材育成-」は、グローバルなネットワーク社会、ユビキタス社会(場所、時間、環境、状況に応じて動的に情報が交信される社会)における問題発見解決型人材育成のための教育の質的向上を目的として、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)環境情報学部を中心に、同学部と同じくSFC にあり"双子の学部"と称される総合政策学部と共に展開し、その成果を大学教育全体の質的向上への波及を目指すものです。

SFC は、1990 年の開設以来、問題発見解決型の教育・研究を実践し、2007 年度にはこれまでの経験を反映し、改革した未来創造カリキュラムを導入、実施しています。本取組は、これらの流れを加速し、グローバル・ネットワーク社会、ユビキタス社会において求められる問題発見解決型人材育成のための教育の質的向上を実現し、共通する諸課題の発見や解決を実践できる知的コミュニケーション、コラボレーション能力をもつ人材を育成します。さらに、グローバル・ネットワーク環境およびユビキタス技術を活用し、新たな知識・技能をいつでもどこでも実践的に活用できるユビキタス体験教育環境やネットワーク上での新しい遠隔コラボレーション教育環境を構築し、実践的に活用していきます。

本キャンパスで実践されている教育研究活動は、教員・職員・学生間での協働作業およびそれぞれの活動を支援する教育研究環境によって支えられています。この教育研究環境をベースに下記4件の取組を通じ、新しい高度コミュニケーション・コラボレーション能力を有する人材育成環境を国内外の教育研究機関との間に構築し、その質の高い教育環境を社会へ広く展開していきます。

  1. リアルタイム教育研究環境支援システム「SFC-SFS 3.0」の構築
    教育研究環境支援システム「SFC-SFS(Site For Communication among Students, Faculty and Staff:特許出願中)」のリアルタイム性を拡張した「SFC-SFS 3.0」を構築。リアルタイムでのシラバス公開、授業調査、授業配信、課題提出、履修者管理などを実施し、教員・職員・学生間の講義内容の共有と対話的なリアルタイム情報収集・交換を行います。
  2. 即時的な教育効果評価・改善のためのFaculty Development(FD)としての「SFC アゴラモデル」を確立
    異分野の教員間の討論の場としてキャンパス開設以来続けてきた「アゴラ」制度を拡張し、「教育・研究アゴラ」と「評価・点検アゴラ」を設置、開催することで、学期進行中における授業改善を行います。
  3. 新たな知識・技能をいつでもどこでも実践的に活用できる「ユビキタス体験教育環境」を構築
    学生が講義で得られた知識・技能を実生活空間で実際に活用・追体験できるような"生活空間における実践的体験学習"環境を実現します。
  4. ネットワーク上での新しい遠隔コラボレーション教育環境を実現
    遠隔地間で共通の教材をサイバースペース上の中心に配置し、双方の操作・会話を対話的かつ直接的に参照、共有、操作、創作するコラボレーション型教育環境システムを構築します。

ユビキタス社会の問題発見解決型人材育成 概念図

※1 いわゆる大学の教員会議に相応する組織です。
※2 WIDE Project, School on the Internet Working Group。世界中の学ぶ意欲を持つ人々に、デジタルコミュニケーションを基盤とした従来の制限や境界にとらわれない高度な教育と研究機会を提供することを目的に活動をしています。
http://www.soi.wide.ad.jp/contents.html
※3 SFC で行われる一部の講義をインターネット上で公開するものです。
http://gc.sfc.keio.ac.jp/

採択プログラム: 文部科学省2008年度「質の高い大学教育推進プログラム」(教育GP)
取組学部: 環境情報学部
取組担当者: 徳田英幸(環境情報学部長、教授)

関連サイト

→文部科学省:平成20年度『質の高い大学教育推進プログラム』の選定状況について
→日本学術振興会:質の高い大学教育推進プログラム
→オープンリサーチフォーラム(ORF)2009における本プログラムのポスター発表