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研究

環境イノベータコース

大学院政策・メディア研究科は、文部科学省が実施する2010年度科学技術振興調整費、アジア・アフリカ科学技術協力の戦略的推進のうちの、「戦略的環境リーダー育成拠点形成事業」に採択されました。文部科学省 科学技術振興調整費は、「第3期科学技術基本計画」に掲げられた科学技術システム改革等の重要政策課題・目標を実現するための政策誘導型の競争的資金です。「戦略的環境リーダー育成拠点形成事業」には、2010年度は、13件の申請があり、5件が選ばれました。
修士課程、博士課程に「環境イノベータコース」を設置、2011年春に開講します。

概要

教育プログラムの名称

未来社会創造型環境イノベータの育成

主たる研究科・専攻名

大学院政策・メディア研究科 政策・メディア専攻

取組実施担当者

厳 網林(大学院政策・メディア研究科教授)

教育プログラムの概要

慶應義塾はアジアなどの途上国の環境問題に先導的かつ持続的に取り組んできました。最近では、地球温暖化問題対策に関する国際的枠組み(UNEPアダプテーションネットワーク)にも参画しています。

世界の経済中心がアジア地域にシフトする中、慶應義塾としては、実学の精神に基づいて、気候変動リスクに対する緩和・適応の様々な対策をいっそう組織的かつ分野横断的に教育・研究をするために、低炭素でかつ地球気候変動に適応できる「未来社会創造型環境イノベータ」を育成する拠点を創設し、日本人学生と外国人留学生が共に学び、アジアと世界における日本の環境外交の推進および政府新成長戦略の実現に貢献する人材の輩出を目指します。

「環境イノベータ」とは・・・

グローバルな地球温暖化問題を都市・地域・事業などのローカルでとらえ、環境ビジネス、環境建築・計画、環境政策などの方面からアジア・アフリカにおける適応・緩和の対策を横断的に追求し、個益(事業)センスと公益センスを兼ね備えた、イノベーティブな国際環境リーダーです。

環境イノベータコース概念図

  • 1年基本コース、2年コース(修士)、3年コース(博士)が設置され、各コース修了者にはそれぞれ、「環境イノベータ基本コース修了証」、「国際環境イノベータ」、「上級国際環境イノベータ」のサーティフィケートを授与します。
  • 大学院政策・メディア研究科は湘南藤沢キャンパス(SFC、神奈川県藤沢市)を拠点としていますが、経済学研究科、商学研究科、理工学研究科とも連携しており、各キャンパスの授業を受講可能です。また、都心サテライト拠点を利用しつつ、対面講義、遠隔授業、Web会議を組み合わせた学習モデルも可能です。
  • 科目の一部は遠隔で履修可能。

修了後に活躍が期待される職種・部署

【企業】コンサルタント、シンクタンク、建築、都市ディベロッパー、金融、製造、流通など多様な分野の企業の、CSR・社会貢献、広報、環境ビジネス、企画・新規事業開発、環境マネジメント、地域連携などの担当スタッフ
【自治体】温暖化対策計画、都市・土地利用・交通計画、自然環境保全計画、環境マネジメント、地域活性化、市民参加型環境コーディネータ
【起業家】環境ビジネス、BOPビジネス

[PDF] 「環境イノベータコース」ポスター (4101KB)

関連サイト

→環境イノベータコース ウェブサイト
→文部科学省:科学技術振興調整費
→文部科学省:平成22年度科学技術振興調整費の審査経緯及び結果概要について

お問い合わせ先

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス学事担当
Eメール:ei-staff@sfc.keio.ac.jp