研究テーマとの出会い

総合政策学部

AO入試

女性

高校 神戸海星女子学院高等学校
学年 政策・メディア研究科・後期博士課程・2年
所属している研究会(メイン) 井庭崇研究室(学部1年次より)
所属している研究会の専攻 創造実践学、パターン・ランゲージ(人文社会学)
自身の研究テーマ ワクワクする人生の育て方(キャリアデザイン学や質的心理学の領域に位置付けようとしています)
学生生活で力をいれていること 言語の授業をたくさん履修する(ドイツ語、中国語、イタリア語、韓国語を履修しました)。研究会がサークル活動と同化して、学部4年間週5で学校に、123単位で卒業できるけど、大学という環境を存分に利用しようと思い、146単位くらい取って卒業したと思う。
高校時代の部活動 バスケ部、生徒会(高1で副会長、高2で会長をやりました)
高校時代の部活動をいつまでやっていたか 高2の冬まで
好きな科目 ありませんが、比較的成績が良かったのは現代文です。
高校時代に力を入れたこと 生徒会は文化祭実行委員も兼任なのですが、毎年参加者が3人などと人気低迷しており、廃止案も出た「校内スタンプラリー」を、先生たちからすれば学校案内も兼ねているから廃止はできないので、どうにかしてほしいということで、数年放置されてきた問題を、参加者で長蛇の列ができるイベントに変えました。そのあと数年、その実施方法が受け継がれたようです。
私の高校自慢 中高一貫女子校なのに、体育祭が学年対抗で、それゆえに高3で「受験勉強したいやつは、玉入れを。本気で勝ちに行くなら朝練を。」ということで、本気で取り組み、高2、高3と2連覇。出場した二人三脚では1位で、私が出場していない競技ですが《壮絶!大玉落とし》という競技は、わたしたちの学年の戦法が巧みすぎて、次年度からルールが変更になったりする、ということがありました。それくらいみんなで本気で体育祭をやっていました。あとは、高校の修学旅行がフランスなことです。
SFCを知ったのはいつ? 高3の春
SFCオープンキャンパス(ウェブ含む)には参加した? していない。
塾や予備校を利用した? 筆記の受験勉強は高2くらいから行っていましたが、AO入試塾は一切行ってないです。
浪人経験は? なし
SFCを受験しようと決めたのはいつ? 高3の6月
SFCに合格した入学試験は? AO入試
受験した科目は? 日本語・4月入学
合格した入試以外に受けた入試は? なし
SFCの志望順位は? 第一志望
併願した学部は? なし
併願した他大学は? なし

SFCを志望したきっかけと、大学入学まで

高3になっても、行きたい大学もやりたいことも全くなく、こんな状態では受験勉強にも身が入らず、どうしようと思っていたら、従兄弟がちょうど3年前にSFCに入学し、「SFCなら入ってからやりたいことを見つけられるし、いろいろなことをやっている人がいるからおすすめだよ。」と教えてくれた。当時はその意味がこれまたよくわからなかった、慶應という名前のおかげで「行ってみるか」と思えたことが、志望したきっかけです。
この時に従兄弟が「未来構想キャンプっていうのがあるから、行ってみるといいよ!」と教えてくれて、無事参加することができたので、その流れで「チャンスは多い方がいい」とAO入試を受験しました。学校の先生や塾の先生からは「絶対受からない」と言われていたので、一般選抜の勉強は続けながら、AO入試の書類準備に取り組みました。
実は、同志社大学商学部もAO入試があったので受験しようかと考えましたが、「二兎追って受かるほど甘い世界ではない。一つに絞って、SFCを徹底的にやろう。」と思い、SFCだけを受けました。

オススメの勉強法は?

奇をてらわないこと。素直に自分が思うことを発露すること。教授たちは、高校生や塾講師がそれっぽく作った紛い物の書類はすぐに見破ります。格好つけず、自分の素で挑めば、原石だと思ってもらえる可能性があります。そして原石を見出してもらえたら、ただの石ころのままで無くしていけるように、SFCという環境への扉を開けてもらえます。

高校での勉強から今のSFCまでの学びまでの繋がり

そんなかっこいい事はないです。でも昔から、規模は小さかったけれど、「学祭の校内スタンプラリーの参加者が増えるにはどうしたらいいか」とか、「学校の指定バッグがダサすぎるけど、母の会の人たちがデザインしたバッグだから先生たちも簡単に変えることができない→そうだ、全校生徒にアンケートを取って、子どもの意見としてなら、受け入れてくれるかもしれない」→結果98%くらい「ダサいから変えてほしい」という全校アンケート(900人分くらい)を集めることができて、在庫の関係で私の卒業後にはなってしまったけれど、実際にデザインが変わりました。
こういうような、高校までは何となく感覚的にやってきたことを、学問の俎上に乗せて、しっかりと教授たちのもとで理論的に学び習得することで、これからは社会の中で、偶々ではなく確実に「世の中がよりよくなっていくために、自分ができること」を実践していく人間になるための修行をさせてもらっています。

受験生へメッセージ

高校まではずっと、世の中の基準で生きてきました。見えない誰か、漠然とした人たちから感じる漠然とした基準で、自分の価値を考えていました。でも、SFCには本当に色々な人がいて、良い影響を全身に浴び続けているおかげで、そのような価値観が根こそぎ変わりました。本当に感謝しています。今、人生が楽しいです。
高校までの自分のままだったら、今でも「誰か」の基準を意識し、他人と比べ不満や不安を抱く人生を送っていたと思います。
今は、高校の時の自分からは考えられないけれど、ちゃんとはっきり自分の好きなことが見つかり、寝る間を惜しんででも取り組みたいと思う研究テーマと出会えて、気がついたら博士課程にいます。博士号を取得できたら、これまで自分が享受してきた分、もちろんそれ以上を、家族に、SFCに、そして世の中のために還して、自分も他の人もこの世界でよりよく生きていくためにできることに取り組み続けたいです。

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