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SFCの現場
2017.07.28

武田 圭史 研究会「サイバーセキュリティ、Web応用、高機動ドローン」

環境情報学部 教授 武田 圭史

専門分野:情報セキュリティ(侵入検知、セキュリティアーキテクチャ、ソフトウェアセキュリティ等)、情報技術応用(高速物理制御、Web技術開発・応用)

多様な先端技術を研究し、人々の生活が
より快適で楽しくなる仕組みを提案する

武田研究会は、複雑に入り組んだ現代社会に鋭い視点を向け、さまざまな問題を徹底的に究明し、解決へ向けて働きかける研究会です。多様な先端技術を研究し、人々の生活がより快適に、より楽しくなる仕組みを提案していきます。現在、研究室では、「サイバーセキュリティ」「Web応用」「高機動ドローンの開発」の3つが主な研究領域です。「サイバーセキュリティグループ」では、実際に発生する情報や制御系に関連するセキュリティやプライバシーの問題解決を目指した研究を行っています。

また各地で開催されているハッキングコンテストなどの活動にも参加しています。「Web応用グループ」では、先端的なWebアプリーケーションの開発を通じて世の中の様々な問題解決を行ったり、よりよいWebデザインを実現するための技法について研究を行っています。

そして「高機動ドローン開発グループ」では、ドローンを空飛ぶコンピュータと位置づけレースやアクロバット飛行に使用する機動性の高いドローンの開発を行っています。

「FPVドローンレース」(FPV はFirst Person View=一人称視点。搭載されたカメラに映し出された映像を見ながらドローンを操縦するレース)への競技参加を通じて、物理デバイスの高度な制御とその応用について研究しています。今後も特定の研究領域にとらわれることなく、新たな先端領域について研究を展開していきます。

 

"普通"とは違うことに価値を感じる人に
集まってほしい

武田研究会では、個人の研究テーマに関しては学生の自主性を最大限尊重しています。毎週行う全体ミーティングでは、それぞれの研究テーマの進捗状況を発表すると同時に、個々の研究や卒業プロジェクトの進め方を共有したり、Web、ネットワーク、ITに関する基礎知識を共有したりします。研究室には「新しもの好き」で、「他人とは違うことをやってみたい」という学生たちが集っています。それを象徴するのが"SFC Hack"というプロジェクトです。これは、学生たちがSFCキャンパス内の課題を発見し、解決することを通じて、キャンパスでの生活や学びを快適にしようというもの。
バス時刻表をカウントダウン形式で表示するスマートフォン向けアプリ「バスタイマー」や、時間割を効率よくカレンダーアプリに登録するCSVファイルを生成するアプリ「SFCカレンダーメーカー」などを開発しました。現在ではSFC生に欠かすことのできないインフラとなっています。ぜひ「普通とは違うことに価値を感じる人」に来てほしいですね。