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SFCの現場
2013.08.23

永野智久研究室

研究領域キーワード

 

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人間工学、スポーツ科学

どのような研究をしているのですか?

本研究会では「スポーツ科学」と「人間工学」の分野を扱い、人間の行動や認知を科学的に解明します。特にスポーツ科学の分野では、スポーツ行動における技やコツの解明、モチベーションの研究など運動スキルと認知スキルに焦点をあてます。人間工学の分野では、日常生活における対人コミュニケーションや周りの環境との調和など、心理特性や身体特性を解明します。
人間の行動を分析する手法は、特殊な装置を用いた眼球運動測定や3D動作解析、印象評価や認知解析など多々あり、学生はこれらを授業で学び、それぞれがテーマをもって実践的にグループワークと個人研究に取り組んでいます。
具体的な研究テーマの例として…
・ 第一印象における印象形成過程
・ 好きな映画とパーソナリティの結びつきの傾向について
・ TVCMが視聴者に与える影響
・ スキーを速く滑るための視線
・ 打球を強く飛ばすバッティングにおいてのインパクトの瞬間
など。

研究室の一日を教えてください。

毎週火曜日4、5限に活動をしています。
4限には、研究に用いる手法や発表スキルの勉強、グループワークや個人研究の進捗報告とそれに基づく議論等を行い、5限には実践的に研究に取り組みます。
本研究会は実践から学ぶ事が多く、グループワークの時間にはあちらこちらで様々な装置を使った実験が行われている様子が特徴的で面白い光景かもしれません。
授業が終わると、研究室の大型テレビの前に集まり、皆でワールドカップ観戦をしたりもします。生活もできそうな研究室が皆のお気に入りです。
また、学期末には、グループワーク、個人研究ともに発表の場を設け、学部生や院生、先生がそれぞれのテーマについて意見交換をし、研究のブラッシュアップをするとともに様々な分野への知見を広げます。発表後の打ち上げは、サークル並みの大所帯でとても楽しく盛り上がっています。

 

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先生はどんな方ですか?

永野智久先生は、優しい見た目から受ける、おちゃめで適当そうなイメージ(笑)とは実は全然違うんです!研究のぬるい点やさぼりはすぐさま見抜き、するどいつっこみと辛口で学生を一撃!この一撃を食らわないように私たちは必死に個人研究を進めています!笑
それだけ、研究の事となればとても真面目で真剣な先生なのです。学生それぞれに面談の時間を必ず設けじっくり個人研究のテーマについて一緒に考えてくれます。先生が学生一人一人に対してしっかりサポートをしてくださるおかげで、私たちは安心して新しい手法、分野に挑戦しながら研究に取り組む事ができています。
また、ラジオやテレビに出演したりと、様々なところで活躍されている先生なんです。
そんな真面目な一面とは一転、ひとたびオフの時間となれば永野先生といえば盛り上げ役。
研究室で行うピザパーティの音頭や会話の中心はいつも永野先生です。全員に話をふってくれるあのテクニックには、永野先生の優しさがにじみ出ているのではないでしょうか。また、先生のお子さんに対するのろけ話(親バカ)を聞く事も私たちの楽しみのひとつです。このように学生から愛される素敵な先生です。


研究室ならではのキーワードはありますか?

「大所帯」です。
永野智久研究会、加藤貴昭研究会の合同研究室であるHPL(HumanPerformanceLaboratory)は、2013年度春学期になんと101人となりました!K23を埋め尽くすほど大所帯です。
多種多様な人材のそろった面白い研究室だと思います。

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リポーター 水谷 蘭さん(総合政策学部4年)

→教員紹介ページ

→加藤貴昭・永野智久合同研究会

(掲載日:2013/08/23)

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