2020年度春学期オンライン授業まとめ
開始までの流れ
オンライン授業講習会
教員向け
- 2020/03/23(月) 16:00〜
- 2020/03/24(火) 13:00〜
- 2020/03/25(水) 10:00〜
- 2020/03/25(水) 21:00〜
- 2020/03/26(木) 10:00〜
- 2020/03/26(木) 13:00〜
- 2020/03/26(木) 15:00〜 (英語)
- 2020/03/30(月) 15:00〜
- 2020/04/6(月) 10:00〜
- 2020/04/13(月) 10:00〜 (英語)
- 2020/04/23(木) 10:00〜 (英語)
学生向け
- 2020/04/8(水) 10:00〜
- 2020/04/9(木) 13:00~
- 2020/04/10(金) 14:00〜
- 2020/04/15(水) 10:00〜
- 2020/04/15(水) 13:00〜 (英語)
- 2020/04/16(木)13:00~
- 2020/04/16(木)21:00~
- 2020/04/17(金) 14:00〜
- 2020/04/20(月) 10:00〜 (英語)
- 2020/04/20(月) 21:00〜 (英語)
- 2020/04/21(火) 10:00〜
- 2020/04/22(水) 10:00〜
- 2020/04/23(木)13:00~
- 2020/04/28(火) 13:00~
- 2020/04/29(水) 13:00~
- 2020/05/01(火) 13:00~
教員・学生用資料等
オンライン授業マニュアル
情報提供用ウェブサイト
FAQ
オンライン授業サポート窓口問い合わせ件数
オンライン授業の結果
概要
この資料は以下に示す2回のアンケート結果を中心に、SFCの2020年度春学期オンライン授業を振り返ります。
対象 | 期間 | 回収数 | |
---|---|---|---|
第1回 | 学生 | 2020年5月12日(火)〜18日(月) | 377件(回収率8%) |
教員 | 2020年5月7日(木)〜13日(水) | 117件(回収率32%) | |
第2回 | 学生 | 2020年7月6日(月)〜12日(日) | 260件(回収率6%) |
教員 | 2020年7月6日(月)〜12日(日) | 93件(回収率25%) |
オンライン授業の形式と手段
オンライン授業の評価(教員)
・教員はオンライン授業に対して好意的になっている。
オンライン授業の評価(学生)
・学生はオンライン授業に対してさほど印象は変わっていない。
・教員よりは依然としてオンライン授業に対して好意的。
オンライン授業の評価(学生・学年別)
1年生の評価理由
低評価の理由
低評価意見の大半は特定科目のオンラインでの実施に対する不満で、対面で実施しないと無理だろうとの指摘。
その他の意見:
- 学習意欲や集中力が低下
- 課題が多い
- 通信環境が悪い
- 友達ができないので、課題などの相談ができない
高評価の理由
- 通学時間の有効活用
- 板書が見やすい
- 自分のペースで学べる
- 録画をあとから見直せる
- チャットで質問ができる
- オンラインでも双方向のコミュニケーションが取れていて、インタラクティヴ.全科目がオンデマンドだとこれがない
オンライン授業の良い点は何か(第2回調査)
困っていることは何か(複数選択)(第2回調査)
授業毎の学習効果(教員)
授業開始直後
授業修了直前
小規模講義以外は全体としてオンライン授業でもよいという意見が増えている
授業毎の学習効果(学生)
授業開始直後
授業修了直前
言コミはオンラインが良い人が増加している
情報技術基礎はオンラインが良い人が減少している
オンライン授業 低評価/高評価の理由
低評価の理由
教員・授業のやり方への不満:
- 教員のICTスキルによって内容の充実度が異なる
- 一方的に話すだけならオンデマンドにしてほしい
課題が増えた:
- 試験がなくなり,出席が重視されなくなり、一斉に課題が出て対応しきれない
通信環境の問題:
- 家のWi-Fiが弱くて苦労している
- パソコンが壊れて困った
- 教員の回線が悪く、聞き取れないことがある
モチベーション・集中力が続かない:
- インタラクションがない授業にずっと向き合っているのがつらい
心身への負担:
- 目が疲れる/肩が疲れる/腰が痛い
- 友人に会えず精神的につらい
- 授業とプライベートの区別がなくなった
高評価の理由
通学時間の有効活用:
- 通学時間を課題や創作活動にあてている
- 通学から開放されて身体への負担がなくなった
授業に集中できる環境:
- 周囲を気にせずに学習できる
- 騒音や匂いがない環境で授業が受けられる
質問しやすい:
- チャットで気軽に質問できる
- 対面で挙手して質問するよりはるかに質問しやすい
授業がインタラクティヴになった:
- チャットでの先生と生徒同士のコミュニケーションが楽しい
板書が見やすい:
- 画面共有で板書がみやすい
録画で復習できる:
- 録画で何度でも復習できる
・低評価群には「質問しやすい」といったコメントはない。逆に高評価群には「課題が増えた」という不満はない。課題の多さ・教員の授業のやり方に対する不満が大きい。
・1年生からは「友達ができず、課題を相談できない」とのコメントあり。(参考資料参照)
グッドプラクティス授業の要素
チャット・Poll・挙手などの機能で授業がインタラクティヴ:
- チャットが盛り上がっている授業は学生も飽きずに楽しく受講でき、集中できている。(ネガティヴコメントなし)
- Pole・クイズ・挙手などで参加を促す授業も評価が高い。(ネガティヴコメントなし)
ライブとオンデマンドの複合で効率的:
- 90分あるいは2コマ連続授業をオンデマンドとライブに分割して、ライブ前までにオンデマンド部分を各自で見てくる。自由度が高く、集中力も続き、質問にも答えてもらえる点で評価高い。
- ライブで参加しても、あとからオンデマンドで見てもどちらでもよい、という授業も自由度が高いと好評。
外部ツールの活用で授業内外でサポート:
- Slack/Twitter/グループLINE/slido等を活用し、授業外でも質問に対応。
録画の提供がある:
- 学習や理解を深めるために活用。
言語科目ならでは:
- 周りを気にせずに発音練習ができる。
- 先生と1対1で対話できる。
一方通行の授業はオンデマンドがよい:
- 「授業はオンデマンドの方がいい」ではなく、一方通行・大人数のような授業はオンデマンドにしてくれ、というニュアンス。
ゲストスピーカーが来てくれた/顔出しがなかった/手を動かす授業で飽きなかった/等。
以上をまとめると、
・学生は、授業理解だけでなく、教員や他の履修生との交流を求めている。これはライブ配信のメリットで、オンデマンドでは成し得ない。
・一方通行の授業はオンデマンドにすることで不満をかなり解消できそう。
・授業内のチャットや小テストの活用によって課題多すぎ問題を解消できるのでは?