パターンランゲージ/創造システム理論

担当:井庭 崇 教授、鎌田 安里紗 講師(非常勤)/若新 雄純 特任准教授
履修者は何人でしたか?
120 名
授業形態は何でしたか?
ライブ(Zoom)
学生からの意見
- 「井庭さんの授業では、授業途中にブレイクアウトルームに分かれて3,4人で雑談をする時間があったが、日々の生活についても話すことができて面白かった。」
ブレイクアウトセッションが好評だったようです.オンキャンパスでのグルワとは違う部分があると思いますが,注意点はありますか?
オンライン授業では、教室なら周囲の人とできるちょっとした確認や感想の共有ができません。そこで、毎週、授業中に、「感想おしゃべりタイム」という時間(7分程度)を何度か入れ、その日のそこまでの授業で感じたことや考えたことを学生同士で話すことができるようにしました。授業の冒頭にこちらでランダムにブレイクアウトグループを決め、「自己紹介・交流タイム」で自己紹介し合います。その日はそのメンバーで話すことにして、心理的安全性が醸成されるように工夫しました。参加していた学生からは、「オンラインでも人を感じることができてよかった」、「学年を超えて話せるのがよかった」、「一緒に授業を受けている感じがでてきてモチベーションにつながりました。」、「人と話し交流できる時間があるという点で毎回の授業が楽しみでした」、「オンラインだからこそつながりが広がるのはとても魅力的だし、オンラインの可能性を感じた」、「入学早々オンラインで少し凹んでいたのですが、最高の授業でした!」という声をもらいました。
初めてのオンライン授業をするにあたって、他に工夫したことがあれば教えてください。
リアルな教室で行っていた授業をオンラインで「再現」しようとするのではなく、"オンラインならでは"の授業を「再発明」するつもりでつくり・実施することを大切にしました。学生にはチャットに面白かったところや感想、考えたこと、疑問などをチャットにどんどん書き込んでもらうようにし、実際かなりの数の投稿がありました。授業のスタイルを「ラジオ番組とお便り」スタイルと称して、チャットや宿題やメールに書かれたものをラジオ番組のように取り上げました。それについて履修者からは、「みんなで授業を作っている感じがあってよかった」、「チャット機能が特に、履修者と先生との距離を縮めていたと思う」、「一方的ではなくインタラクティブで、その場その場でみんなで授業を作っている感がわたしはすごく好きだった」という声がありました。 以上のものを含む私のオンライン授業の工夫や、それらに対する学生の感想などについては、こちらにまとめてアップしていますので、併せてご覧いただければと思います。