中国語

担当:嚴 馥 専任講師 ほか
履修者は何人でしたか?
4クラス、履修者数は約100名程度
授業形態は何でしたか?
リアルタイムの「双方向」ライブ配信
言語の授業では、オンラインならではの様々な取り組みを進められたようですね。それらのねらいや内容について具体的に教えてください。
【授業活動関連】
① Zoomのブレイクアウトルームの積極的な活用
会話の練習量をたっぷり確保し、新入生同士の絆も深めさせたいため、Zoomのブレイクアウトルームを積極的に活用した。
(具体策)会話形式の練習問題を多めに用意し、グループ練習(2~3名程度)の機会を多く設けた。
② 楽しいオンライン授業実現の工夫
対面式授業でなくても、飽きなく、楽しく授業を受けることができるため、授業の説明にいろいろ工夫した。
(具体策)小道具を使って文法項目を解説し、生の教材(動画、中国と中国語に関する面白い話など)も多く授業中に導入した。
【予復習・宿題関連】
③ 学習ツール(Quizlet)の導入
課外の予習と復習は、パソコン、タブレット、スマホなどさまざまな電子機器で随時行うことができるため、学習ツール(Quizlet)を導入した。
(具体策)単語の学習セットを作成し学生に配り、定期的に学生の利用状況を確認し、学習のフィードバックを行った。
④ 読み書き(漢字)練習も重視
中国語と日本語の漢字には細かな差異が多い。パソコンの入力で把握しにくい漢字の違いを学生に覚えさせるため、手で書く宿題を出した。
(具体策)課ごとに本文の書き写しを提出してもらった。負担軽減のため、提出の締切までの時間を長めにした。(教員と履修者の連絡関連)
⑤ ライン公式アカウントの開設
履修者の学習の悩みを即時に答え、SFC-SFS以外の教員と学生の間の連絡ルートを増やすため、ライン公式アカウントを開設した。
(具体策)中国語研究室のSAの管理の下で、宿題の知らせと当日の授業内容に関する質問の回答を行った。
履修者の反応や効果について教えてください。
SFC-SFSの学期終わりの全体調査結果によれば、中国語インテンシブ1への評価は良く、この授業を履修してよかったと思う学生は93%に達した。そして、授業で学んだ考え方や知識は、自身の研究や実践を進める上で役立つと答えた学生も八割以上いた。
学生の感想は以下のとおりです。
・(中国語インテンシブ1は)主体的に学べば学ぶほど楽しい授業です!
・ブレイクアウトルームで練習するのは非常に効果的だった。
・他の履修者とのコミュニケーションを通じて、能動的に中国語を身につけられるのが、この授業の魅力です。
・授業で、他の履修者とのコミュニケーションを通じて、互いの中国語を向上できたこと。
・授業で、他の履修者の人とペアになって、中国語を練習したこと。
・オンラインの環境ながら、身振り手振りを交えて教えてくださるスタイルは、非常に助かった。理解度も含め、とても充実していたと感じる。
・ジェスチャーも交えて教えてくれて、とても分かりやすかった!
・中国語未修者対象の授業であり、細かい項目もわかりやすく説明してくれます。ブレークアウトセッションを用いた少人数での発音練習や授業内ワークもあり良いと思いました。
・とても丁寧に教えていただいた。新出単語、文法などじっくりと分かるまで解説してもらえる。
・講義ビデオを活用した授業はとてもいいと思った。
・Quizlet,LINEの運用を始め中国語の授業はどの授業よりもオ高い水準のオンライン授業でした。