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公共哲学

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担当:鈴木 寛 教授

履修者は何人でしたか?
950人

授業形態は何でしたか?
学期通して、ライブとオンデマンド。

学生からの意見

  • 「鈴木寛先生の授業zoomは非常に活気がありよかったです。学生にも随時意見を求め、チャット欄で学生が討論を繰り広げるなど素晴らしいと感じました。」
  • 「slido投票を行っていて、ライブ感があり参加している実感が湧いて来るのが良いところだと思っています。」
  • 「ゲストスピーカーの方の講演が多かったように思う。すずかん先生の授業がよかった。」

3. 1000人近い履修者がいる授業ですが,ライブ感や活気があると学生から評価されています。あらかじめそのつもりで授業を用意されていたのでしょうか。

ラジオ番組のトークをイメージしながら、様々な用意をして臨みました。 オンライン授業化決定ののち、金杉講師、研究室助手の池田さんと協議を重ね、Zoom日本代理店であるNECネッツエスアイ株式会社様の協力のもとで、Zoomでも参加者のインタラクションを重視した「Zoom Meeting」を1000人で半ば実験的に利用する環境と、オーディエンスコミュニケーションツール「Slido」とを、初回4/30の授業から一貫して導入出来たことは大きいと考えています。Zoom社の公表情報とは異なり、Zoom Meetingで1000人規模のブレイクアウトは出来なかったなど、全てが思惑通りに運んだわけではありませんが、単調な授業にならないように毎回、講師、助手、TA、SA、学生有志の皆さんと知恵を出し合い授業に臨みました。

初めてのオンライン授業をするにあたって、他に工夫したことがあれば教えてください。

  • 授業運営上の必要な役割を明確にし、教員、助手、TA、SA全員で分担し、毎回の授業の前後に会議を行い、試行と改善を重ねた。
  • 授業にアクセス出来ない履修生などへの個別対応が授業進行に影響しないようにした。
  • テンポよく授業進行するため、パワーポイント以外の、Zoomのホスト操作やSlidoなどのツールの操作は教員以外が担当した。
  • オンラインで教員が一方的に90分間喋り続けるのは、履修生が集中力を切らしても仕方がないという前提に立ち、授業をいくつかのコーナーに分け、進行にメリハリをつけた。
  • 鈴木寛と金杉講師とSAの学生一名の三人が常に掛け合いになるようにし、さらに、助手、TA、SAも含めて複数人がトークの掛け合いになるよう心掛けた。
  • ZoomチャットやSlidoのQ&Aコーナーへの積極的な投稿を促し、寄せられた質問には、その場で、ないしは翌週の授業冒頭に「前回の質問への回答」コーナーを設けて回答したり、別途、回答映像を録りオンデマンド視聴できるようにするなど、履修生からの質問への対応を重視した。
  • 新入生も上級生も多数履修していたため、学生たちの新歓活動に協力出来ればと考え、部活やサークルのCMを募集し、毎回、授業が約1時間経過したところで放映した。CMは35本ほど集まった。
  • 慶應義塾大学のメールアドレスで作成したZoomアカウントからのみ授業Zoomにアクセス出来るよう設定し、毎回の授業ZoomのURLを変えるなど、セキュリティ面向上を図った。